木々や風、太陽の光、闇、すべてを取り入れ自然を意識せざるを得ない森と山に囲まれた宿。

 それぞれのクリエイターたちに新しい休日の寛ぎ方を教わりました。そこには計算し尽くされた贅沢なこだわりがたくさんありました。今回は信越の宿です。

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赤倉観光ホテル
[新潟・妙高高原]

アクアテラスの絶景。濃霧の翌日、晴れた早朝には雲海が広がる確率が高いとか

標高1000m! 眼下に雲海を見下ろす天空の宿

 想像してほしい。さえぎるもの一つない壮大な眺望が、源泉掛け流しの豊かな湯の向こうに広がる様を。そんな夢のような時間を過ごせるのが、妙高高原の赤倉観光ホテルだ。昭和初期に当時の大倉財閥が創業したこのクラシックリゾートは、2009年に新館「SPA & SUITE」を建設、より快適に生まれ変わった。とくに注目なのが、「森林セラピー基地」認定の妙高高原を堪能する「森林セラピー〈心とからだの休日!〉プラン」。笹ヶ峰の森林を散策しながら、マイナスイオンやフィトンチッドを体内にとりこむ呼吸法などを行うプライベートプログラムだ。森のエナジーをたっぷりチャージした翌朝は、朝焼けに染まる雲海が眼下に広がっているかも……。

左:地図にも載っていない幻の滝「香澄の滝」へは片道徒歩約20分
右:新館「SPA & SUITE」の露天風呂付き客室

スパディレクター 河﨑多恵さん
 新館の「アース・スパ」では妙高高原の雄大さを感じていただく「アースロッジ」をご用意。自然と一体化し、自己治癒力を目覚めさせていただけるプレトリートメントです。

赤倉観光ホテル
住所 新潟県妙高市田切216
電話番号 0255-87-2501
URL www.akr-hotel.com
料金 ツインルーム¥25000~、温泉露天付きテラスルーム¥51000~など(入湯税¥300別) 
チェックイン 15:00
チェックアウト 12:00
客室数 59 
施設 大浴場、スパ、ダイニングなど

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2013.06.11(火)
text:Giraffe
photographs:Mami Yamada

CREA 2013年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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