自由に海外旅行を楽しむにはまだ少し時間がかかりそうです。今こそ、国内に目をむけて、すぐそばに広がる素晴らしい景色を楽しみませんか?
特集では、日本各地の観光のプロに聞いた、その地ならではの夏の絶景・風物詩をご紹介。
今回は、関東エリアの夏の景色をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
» 関東エリアの夏の絶景&風物詩の画像(35点)をチェック!
◆茨城県
神磯の鳥居
鹿島灘にせり出した岩礁の上に建つ神磯の鳥居は、大洗海岸沿いの高台にある大洗磯前神社の鳥居の一つ。
ここは日本を代表する日の出の名所になっており、海岸が真東を向いているため、鳥居越しに美しい朝日を見ることができる。
朝日に照らされた鳥居と太平洋の荒波が岩礁に当たり白く砕ける様子は、神秘的かつダイナミックで、この神々しい情景を撮影するために、多くのカメラマンが訪れている。
神磯の鳥居(かみいそのとりい)
所在地 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
http://oarai-isosakijinja.or.jp/jinja/kamiiso.html
◆栃木県
英国大使館別荘記念公園
「夏は外務省が日光に移る」といわれ、国際的避暑地として栄えた中禅寺湖畔。
この自然豊かな地に建てられた、英国の外交官アーネスト・サトウの個人別荘が、後に英国大使館別荘として利用され、その後栃木県が復元し、現在は英国大使館別荘記念公園として一般公開されている。
「2階の広縁からは、サトウ氏が愛した中禅寺湖畔の『絵に描いたような風景』を満喫できます」(栃木県観光物産協会スタッフ)
英国大使館別荘記念公園 (えいこくたいしかんべっそうきねんこうえん)
所在地 栃木県日光市中宮祠2482
https://www.tochigiji.or.jp/spot/8012/
◆群馬県
吹割の滝
吹割の滝は高さ約7メートル、幅約30メートルの横に長い珍しい滝で、東洋のナイアガラとも呼ばれる日本を代表する名勝。
清流の侵食によって多数の割れ目ができた河床の岩盤は、まるで巨岩が吹き割れたようで、その岩の割れ目に流れ込んだ大量の河水が滝つぼに跳ね返り、水しぶきを吹き上げる様子から、その名がついたとされている。
美しく荒々しい地形と豪快に流れる滝の姿は大迫力で、見ているだけで気分爽快だ。
吹割の滝(ふきわれのたき)
所在地 群馬県沼田市利根町大字追貝
https://www.city.numata.gunma.jp/kanko/fukiware/
2021.08.08(日)
文=佐藤由樹