自由に海外旅行を楽しむにはまだ少し時間がかかりそうです。今こそ、国内に目をむけて、すぐそばに広がる素晴らしい景色を楽しみませんか?
特集では、日本各地の観光のプロに聞いた、その地ならではの夏の絶景・風物詩をご紹介。
今回は、奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」担当スタッフの安藤さんが選ぶ、夏の風景4選です。
次の旅までの時間を使って、ゆったり妄想トリップをお楽しみください。
◆般若寺 アジサイの花手水
飛鳥時代の創建と伝わる奈良市の古刹、般若寺。
石仏を包み込むように境内一帯に咲き広がる季節の花々が美しく、花の寺としても有名だ。
「秋のコスモスが有名ですが、初夏のアジサイと初夏咲きのコスモスも美しいお寺です。
今年からは、丸いガラスの器に色とりどりのアジサイを入れた『花手水』が並べられ、初夏の境内に涼しげな彩りを添えています。
SNSでも話題になっています!」(安藤さん)
般若寺 アジサイの花手水(はんにゃじ アジサイのはなちょうず)
所在地 奈良市般若寺町221
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/hannyaji/dgypt1a535/
◆岡田の谷 半夏生園
宇陀郡御杖村にある岡田の谷の半夏生園では、自生地が減りつつある半夏生の群生が楽しめる貴重なスポット。
「半夏生は、七十二候のひとつ『半夏生』(7月2日~7月7日頃)の時期に花を咲かせることからその名がついたとされ、葉の一部が白く色づくことから半化粧とも言われます。
約3,000平米にわたる群生は、まるで白い絨毯をしきつめたように幻想的です」(安藤さん)
岡田の谷 半夏生園(おかだのたに はんげしょうえん)
所在地 奈良県宇陀郡御杖村神末2735
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/03east_area/okadanotaninohangeshoen/
2021.07.11(日)
文=佐藤由樹