2021年5月12日(水)04:01に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、牡牛座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

緊張に満ちた心と体を癒やす新月

 新緑が目にまぶしい季節となりました。

 5月は過酷な暑さや寒さで体がストレスにさらされることもなく、五感がゆっくりと開かれていくのを感じます。

 牡牛座の新月のすばらしさは、緊張に満ちた心と体を癒やす力があること。

 人間に本来備わっている本能や感覚を呼び覚まし、自分にとって何が快適で気持ちがいいかを知る絶好の機会となります。

 またこの日は、美しいものに対する嗅覚が鋭くなると同時に、豊かな生活や居心地のよい空間を見分ける感性が高まります。

 あなたが考える“美しい人生”を送るためにはどうすればよいかを、牡牛座の新月は教えてくれます。

 さて2021年のこの日は、牡牛座の新月に、山羊座を運行するパワフルな冥王星がトライン(120度の調和角)を形成しています。

 この組み合わせは、あなたの経済面を好転させる力を秘めています。

 将来に必要なお金や、ビジネス手腕が授かるように、牡牛座の新月に祈りを捧げてみるのもよいでしょう。

〈『ムーンブック2021』(ディスカバー)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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