自分軸で考えすぎちゃう頭をリセット
「モヤモヤ不眠」は、常日頃から「あの伝え方じゃ、誤解されたかなぁ」とか「やっぱり行くっていわなきゃよかった……」など、過ぎたことをぐるぐる考え込んでしまうような繊細な人に多く見られます。
最近は「コロナで仕事がなくなったらどうしよう」「感染したら仕事や家族はどうなるんだろう」といったコロナ禍による不安も、「モヤモヤ不眠」の大きな原因になっています。
眠りに落ちた直後はノンレム睡眠という深い眠りに入りますが、ノンレム睡眠は別名“脳の睡眠”(レム睡眠は体の睡眠)。
寝る前に考え込んで脳が活動したままだと、脳を休めるセットアップが行えず、いつまで経ってもノンレム睡眠に入ることができないのです。これが、寝つきの悪さの正体です。
何か不安な気持ちが浮かんできたときに、まず考えてほしいのは、その問題が自分で解決できる<自分軸>か、自分ではどうにもできない<他人軸>かを分けること。
次に、それがすでに起きた<過去軸>か、これから起こるであろう<未来軸>かを整理します。
「あのAさんの発言はどういう意味だろう」と考えても、他人軸だから答えは出ません。
「今日はなんであんなミスしたんだろう」と後悔しても、過去軸の出来事は変えられません。
変えられるのは<自分軸+未来軸>だけ。
人の悩みの80〜90%は<他人軸+過去軸>だといわれています。ドライに聞こえるかもしれないけど、「過去も人も変えられない。
変えられないことに時間を使うのも、それで眠りが妨げられるのももったいない」と割り切るクセをつけていくと、「モヤモヤ不眠」は解消されるはずです。
「モヤモヤ不眠」は陰陽の概念では陰なので、冷やさないのがポイント。眠る前に首、または、お腹を温めてあげると寝つきがよくなりますよ。
不眠を「ツボ」と「スリーピング・ルーティン」で徹底解消!
2021.04.24(土)
文=今富夕起
イラスト=押本達希
写真=深野未季
ツボ指導&モデル=尾下瑞姫
RANKING
- HOURLY
- DAILY
- WEEKLY
- MONTHLY
FROM EDITORS おやつや小ネタなどCREA編集部からのアレコレ
BOOKS
2024年10月15日発売
2024年10月16日発売
2024年10月24日発売
2024年10月7日発売