おうち時間が長くなっている今。「ヨガには体だけでなく、心を整える効果もあります。気持ちを切り替えるためにも、ぜひ取り入れて欲しいですね」と語る、ヨガインストラクターのJURI EDWARDS(エドワーズ・壽里)さん。

 時間がなくても大丈夫。1日5分でも自分と向き合う時間が大切にして。

「今日はぐらつきやすいとか、足がむくんでいる、集中できないようなど、ヨガを実践すると、気づかなかった今の自分を知ることができます。そうやって日々、少しずつでも積み重ねていくと、体も心も確実に変わっていきますよ」


#05 大きく脚を開いて気持ちよく前屈

「ウパヴィシュタ・コーナ・アーサナ」にはリラックス効果や、股関節の柔軟性アップ、血行促進や月経痛の改善などの効果も。
「ウパヴィシュタ・コーナ・アーサナ」にはリラックス効果や、股関節の柔軟性アップ、血行促進や月経痛の改善などの効果も。

 デスクワークで股関節や内転筋、ハムストリングが凝り固まると、血流やリンパの流れが滞り、脚の冷えやむくみにつながります。そして、むくみは睡眠の質の低下の一因にもなります。

 足を大きく開き、股関節周りをストレッチして血流を良くさせるのが、このポーズ。

 首の力を抜いて頭をリラックスさせるので、気持ちを落ち着かせる効果もあります。

 大切なのは、腰や背中を丸めず、骨盤を倒すように前屈すること。腰が丸まってしまうようであれば、ひざを少し曲げてもいいので、しっかりと骨盤を立てるようにしましょう。

◆HOW TO

両脚を大きく開いて座り、骨盤を立てる。骨盤から倒れるイメージで、上半身を前に倒す。両ひじを床につけて、手を組む。手におでこを乗せて、頭をリラックスさせて。3~5呼吸キープ。前屈が難しければ、おでこの下にブロックやクッションなどを置いて、首をリラックスさせて。

前屈が難しい場合はブロックなどを使っても。
前屈が難しい場合はブロックなどを使っても。

JURI EDWARDS (エドワーズ・壽里)

東京都出身。ハワイに移住し、全米ヨガアライアンスのRYT200を取得。カピオラニコミュニティーカレッジにてスポーツ科学を学び、アメリカ医学会認定パーソナルトレーナーの資格を取得。スポーツブランド「ルルレモン」の日本法人立ち上げに携わり、2019年、アジア初のルルレモン カントリーアンバサダーに選ばれる。同年4月、表参道に自身のヨガスタジオ「IGNITE YOGA STUDIO」をオープン。愛犬のウサインボル子もお気に入りの場所。

Column

毎日続けられる! 美しく痩せる1ポーズヨガ

大人気連載「美しく痩せる! 整える! 1分で1ポーズヨガ」が復活しました。ダイエットに悩む人はもちろん、新しい生活様式で体調を崩した人にも効くポーズがずらり。前回同様、美しいJURIさんが綺麗なボディづくりへと導いてくれます。

2020.12.14(月)
文=林田順子
撮影=鈴木七絵