京都駅に降り立って、市内のおいしいものを堪能。何度も行った京都おいしいものツアーもいいのですが、次の京都旅では、少し北へ足を延ばして丹後エリアへ。

 それは、京都の食文化の原点、おいしさの底力を知る旅になりました。

 最終回は、旅の最後のお楽しみ、お土産選びです。

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» 第2回【海の京都】編
» 第3回【お土産】編


お酒にジャム、お菓子まで。かわいくておいしいお土産を選ぼう

 最終回は、旅のお楽しみのひとつ、お土産選び。家族やお友だちに渡すのも、自分のために持って帰るのも、すべては旅の思い出……。

 たくさんの特産品が揃った森の京都、海の京都には、魅力的なお土産がたくさんあります。

 最終回は、誰かのために、自分のためにも持って帰りたい、かわいくておいしいアイテムをご紹介します。

※販売店舗の情報は最終ページに店舗データをまとめています。

海の幸をお土産にするなら

 オフィスなどへのお土産にしたいのは、小分けのお菓子類。「海煎堂 かに十割煎餅」なら、サクッと薄い素焼き煎餅にカニの旨味が凝縮され、なんとも食べ心地がいい!

 日本海で獲れたズワイガニや紅ズワイガニを使うというぜいたくな煎餅です。

 竹中罐詰が誇るオイルサーディンは、パケ買いしたくなるレトロなかわいさ。天橋立の風景がそのまま缶になっています。

 中には小ぶりのイワシを使ったふっくらしたオイルサーディンが入っていて、実力派の缶詰でもあるのです。

 天橋立の絵葉書がわりのお土産にいかがでしょう。

 

丹波の代名詞、黒豆をさまざまなスタイルで

 「丹波」というと黒豆を思い出す人も多いはず。よろこばれるのは、加工品です。

 まずご紹介したいのがチョコレート。丹波で黒豆のお菓子を展開するブランド「京 丹波口 きたお」では、カリカリの黒豆を3種類のチョコレートでコーティング。

 黒豆が香ばしく、アーモンドなどに引けをとらない軽快な歯ごたえ。そして、ミニミニのわっぱ入りなのがかわいく、小さくて軽いのも旅人にはうれしいです。

 黒豆はアンチエイジング効果があるといわれており、なんとビューティアイテムにもなっています。

 こちらのフェイスマスクは黒豆「丹波黒」と賀茂トマトエキスを使い、大人のゆらぎ肌をととのえるマスクです。

 また、定番だけれど家で作るのは大変な、黒豆の煮豆も、真空パックになっていればお土産にぴったりです。

 黒豆問屋「夜久野」のものは、むっちり甘くて、豆ならではの味わいが広がります。

2021.03.18(木)
文=CREA編集部
撮影=佐藤 亘