洋酒と合わせる食後のデザートの優雅さ
これらのデザートは、お店では古伊万里などの趣のある古い器で出されます。
「フォアグラの羽二重蒸し」や「料理長おまかせ酒肴盛り合わせ」などをお酒と味わった後、ワインをもう1杯注文して、華やかな和洋折衷の世界に浸りたい。
![デザートを仕上げる高崎さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/2/-/img_22e3f4f41eaa3b2319cac840956cb5a1158578.jpg)
ご主人・高崎智浩さんは、元公邸料理人。有名ホテルの和食レストランで修業後、渡航。フランス、ロシア、オランダなどの大使公邸の料理人として、8年6カ月、腕をふるいました。
帰国して、2012年6月に自店をオープン。アラン・ドロンも絶賛した「フォアグラの羽二重蒸し」などを組み入れた和食ベースのコース料理と、自ら醸造所を訪ねたフランス産ワインやこだわりの日本酒を揃え、人気を集めます。
2018年からは、夕方の早い時間からお酒とアラカルト料理を楽しめるカジュアルなスタイルにリニューアル。
昨年からのコロナ禍で、お惣菜やちらし寿司などのテイクアウトを始めたのと同時に、デザートも作り始めたのだそう。
「大使主催の食事会や大使夫人のティーパーティー用に、様々なデザート菓子を作ってきました。僕が作るのは、大人好みのデザート。
お酒を飲みながら味わうのはもちろん、持ち帰っておうちでゆっくり召し上がっていただきたいスイーツです」と高崎さん。
ケーキ店の激戦区でもある芦屋ですが、高崎さんのデザートは、スイーツの中でも、お酒を意識した別ジャンルのもの。
お店はカフェではないので、スイーツだけの注文はできませんが、テイクアウトはOK。持ち帰って優雅に楽しむことができます。
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Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2021.03.14(日)
文・撮影=そおだよおこ