つぼみの花を見つけるとっておきの方法

 さて、そんなたくさんの魅力にあふれたつぼみの花ですが、花屋さんで探すときには、ちょっとしたコツがあります。

 それは「先入れ先出し法」を意識することです。花にも野菜や果物と一緒で鮮度がありますから、開花している花が手前に、新しく仕入れた花が奥に陳列してある場合が多いです。

 スーパーで賞味期限が短い野菜が手前に並んでいるのと同じで、新しい商品は奥から陳列されるのです。最近では自分で手に取って選べる花屋さんも増えていますので、手前ではなく奥の方にある花に注目するとつぼみの花を見つけられることがあります。

 また、店員さんにつぼみの状態の花が欲しいと伝えるのもおすすめです。花屋さんの在庫は、店頭に並んでいるものがすべてではありません。多くの小売店と一緒で裏に在庫をストックしています。

 裏にストックしてある花は、光に当てずに温度管理をしていることが多いので、同じタイミングで仕入れた花でもつぼみの状態で待機していることがあります。

 ちなみに、綺麗に咲いている状態の花を求めるお客さんの方が多いので、つぼみの花をリクエストしても、花屋さんが困ることはありませんのでぜひ気軽に聞いてみてください。

飾り方のポイントは「つぼみを上、花は下」

 つぼみの花が手に入ったら、いよいよ家に飾ってみましょう。飾り方は簡単、つぼみを上に、開いている花は下に飾るだけです。

 自然界の花をよくみると、下のつぼみから開いていき、だんだんと上のつぼみが開いていきます。これを家でも再現してみましょう。ボリュームのある開いている花を下にすることで構図も安定します。

 何本かの花を買ってきて花束にする場合は、つぼみの花は長めに切って花束から少し飛び出す感じで束ねると、つぼみが開いたときのスペースがあるので安心です。

 また、チューリップのような茎が伸びる花は、逆に短く切って花束から2~3センチほど埋もれる感じで束ねると茎が伸びたときに丁度いい高さに揃います。

2021.03.05(金)
文=佐藤俊輔