鼻腔共鳴による発声は、今の時代にこそ身に付けたいスキル
オンラインやマスク越しでの初対面が増える中、声の聞き取りにくさは第一印象で損をする要因。
「日本語がすべて口腔内で発音できてしまうという特性も相まって、多くの人が鼻腔共鳴ではなく喉元、口先だけで声を出しています。動画や録音で自分の声を聞いたときに、『自分の思っている声と違う』と感じる人ほど、発声がよくありません。「鼻腔共鳴」で発声ができていると、体の内側で響いた声を聴覚で直接聴くので、実際に出している声と自分の耳に聞こえる声とのギャップはありません。しかも、口ではなく鼻の奥で声を響かせているのでマスクで口元が覆われていても、相手にも自分にもはっきりと声が聞き取れますよ」(鳥山さん)
ポイントは姿勢とカメラ位置! オンラインでの印象アップ術
まずは、PCやスマートフォン越しに相手と話す際の自分の姿勢をチェックしてみましょう。
カメラ位置が低く、あごを引いて下を向いた状態で話していませんか?
NG カメラ位置が低い
・姿勢が悪くなり、第一印象もダウン
・のどが圧迫され、いい声が出せない
・首が詰まって顔が動かせないので表情が乏しくなる
・顔を下に向けているので、顔がたるんで見える
OK カメラが目線の高さと同じ
・姿勢が正しくなり、印象もよくなる
・鼻呼吸がしやすくなり、発声がしやすくなる
・表情も明るくなる
聞き取りやすく、好印象につながるいい声、顔のリフトアップ、目力アップ、美しい笑顔、ホルモンバランスの調整、ストレスの緩和、気分のコントロール…たった2つの表情筋を鍛えるだけで嬉しい効果が満載の「美顔ボイトレ」。ぜひ試してみてください。
次回は気になる「声のエイジングケア」についてお届けします!
鳥山真翔の美顔ボイトレ
2021.02.27(土)
Text=Kyoko Murahana
Photographs&Videographs=Kiichi Matsumoto
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