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入院生活編「1時間後には入院してほしい」

 入院生活について語ってくれたのは都内勤務の会社員男性Bさん(54歳)だ。Bさんは昨年8月31日に夏バテのような症状を感じ、念のためその5日後、医療機関でPCR検査を受け、翌日にコロナ陽性が判明。保健所から入院の連絡が来た。

「電話が来たのが朝10時で、1時間後には入院してほしいと言われました。着替えは『とりあえず10日分必要』と。電話を切った時点ですでに10時20分。慌てて準備しましたが、身の回りのものをスーツケースに詰め込み、家を出たのが10時40分。徒歩30分かけ病院に着くと、携帯に着信があって『入院の時間を過ぎていますが、どうかされましたか?』とメッセージが残っていました」

 

衣類は自分で洗濯するので洗剤は不可欠

 わずか20分でBさんが荷物に詰め込んだのは下着にパジャマ、財布、スマホ、iPad mini、充電器、そしてたまたま机に置いてあった小分けのお菓子。入院中もオンライン会議があることを想定し、咄嗟に仕事用のシャツも一枚入れた。

「重症だと荷物を用意するどころではないし、自分が陽性になれば、家族も濃厚接触者となり、買い出しや差し入れに外出するわけにいきません。ただ、必要最低限の日用品は病院の売店に揃っています。自分は一歩も病室から出られませんが、看護師さんが必要なものを聞いてくれ、手の空いた時に売店で買って来てくれたので助かりました。お釣りが出ないように、1000円札や小銭が多めにあるとよいです。病院のテレビカードや有料Wi-Fiを購入することもあります」(同前)

必須アイテム一覧・入院編

 感染者の衣服は交換できない。部屋にはユニットバスが付いていて、下着が足りなければ風呂場や洗面所で洗濯もできる。

「洗濯用洗剤は不可欠です。私も毎日衣服のローテーションを考えながら自分で洗濯し、バスルーム備えつけの物干しロープを使って干していました」(同前)

 洗濯に備えて、旅行用のミニ物干しなどを持っていくのも良いだろう。

2021.02.24(水)
文=内田朋子