古くは薬代わりとしても重宝されたハーブとスパイスをお菓子にひとさじ。体を温めたり、免疫力や抗酸化力を上げたり、リラックスできたり―。
食べる幸せに“効能”が上乗せされます。本格的な冬に備え、体と心を支える「5つ」の甘いものレシピを菓子研究家の長田佳子さんに教わりました。
美の栄養補給&ラム酒で高揚感も「洋酒とスパイスのプリン」
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カルシウムと鉄分が豊富で低脂肪のキャロブを使い、ヘルシーなチョコ風味に。
アーモンドのビタミンEはエイジングケア、クローブは胃腸の働きをサポート。
●材料(直径17センチのキャセロール1台分)
・卵:2個
・きび砂糖:30g
[A]
・キャロブパウダー(またはココアパウダー):20g
・アーモンドパウダー:30g
・クローブパウダー:ふたつまみ
・乳200ml
・生クリーム:大さじ4
・ラム酒:小さじ1
[カラメル]
・きび砂糖:60g
・水:小さじ4
●つくり方
(1) カラメルをつくる。鍋に材料を入れて中火にかけ、かき混ぜたりせずに焦がす。色がついたらキャセロールに流し入れる。
(2) ボウルに卵ときび砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ、[A]を入れてよく混ぜる。牛乳、生クリーム、ラム酒を加えてさらに混ぜ、ざるなどでこし、冷蔵庫で30分ほど休ませる。
(3) (2)を(1)のキャセロールに流し入れる。天板に湯を張り、キャセロールを入れ、140度に予熱したオーブンで30分ほど湯せん焼きにする。
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寒い一日、体と心に効く
ハーブとスパイスのお菓子
2020.10.28(水)
Text=Asami Kumasaka
Photographs=Nao Shimizu
Styling=Makiko Iwasaki
Recipe=Kako Osada(foodremedies)
Cooperation=UTUWA
CREA 2020年11・12月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。