うどんに素麺、冷麦にきしめん、パスタに中華麺に日本そば。麺好きなもので、ランチや飲みの〆にはついつい麺を食べちゃいます。

 自粛期間中の家ごはんも各地の麺を取り寄せて、いろいろ試してみた結果、ちょっぴり麺にうるさい私が、これはいいかも、リピートしたい! と思う麺と出合いました。

 これは麺好きの方々にお知らせせねばと。以下、実食した感想を織り交ぜながらご紹介します。


豆だけに食物繊維も豊富で栄養たっぷり

 植物を可能な限りまるごと食べる、というコンセプトから生まれたZENB(ゼンブ)は、お酢のトップメーカー、ミツカングループが手掛ける新ブランド。

 ZENB NOODLEは黄えんどう豆の薄皮までまるごと使っているので、豆の旨みが感じられ、少しザラっとした口当たりも好ましいアクセントです。

 でも、豆の麺にありがちなモソモソ感がなく、もっちりとした食べ応えと満足感、喉越しの心地よさもあります。

 豆が原料だけに栄養面も優れていて、植物性たんぱく質たっぷり。1食分で食物繊維が14グラムもとれるんです。これは1日に摂りたい量のなんと1/2以上なのだそうです。すごい!

 麺のゆで時間はわずか6分。ゆでる時間が短いのって高ポイントですよね。塩を入れずにゆでるのがおすすめです。

 最初の写真で紹介したブロッコリーソースのパスタは、鍋に沸かしたお湯でブロッコリーをゆで、続けて同じ鍋に麺を投入する時短レシピ。

 小房に分けたブロッコリーの軸がつぶせるくらいやわらかくゆでると、より麺にからみます。調味料は塩とオリーブのみという手軽さもうれしい。

 また、豆苗としらすの香ばしまぜそばは、味付けは塩だけ、という簡単レシピ。器に麺や具を盛ったあと、熱したごま油をジュッとかけてあえる、というプレゼンテーションもちょっと楽しい工程です。

 そして驚いたのが汁麺。ゆで汁をだし汁として活用するというものですが、ゆで汁に豆のやさしい甘みと旨みが溶け出しているのです!

 そこにとろろ昆布、梅干し、醤油などを加えれば、汁麺の完成。出汁いらずの汁麺は、小腹が空いたおやつや夜食などにぴったりです。

 レシピはZENB NOODLEのサイトに載っているので、詳しく知りたいかたや他のレシピも見てみたいかたはのぞいてみてください。

 パスタとして、また、中華風のあえ麺や和風の汁麺など、様々なメニューにアレンジができるZENB NOODLE。

 形状からしてパスタメニューは想像しやすいですが、中華をはじめとするエスニックのあえ麺などにもとても合うんです。

 たとえば、肉みそとハーブ野菜などをたっぷりのせて、ナンプラーやニョクマムなどを加えれば、タイ風にもベトナム風にもアレンジ可能。

 汎用性が高く、栄養面も優秀な、新しい主食として注目の乾麺です!

2020.10.13(火)
文=CREA編集部