島に住む人の暮らしはどんな感じ?
なかなか上陸できない青ヶ島。ということは、同時に物資を運ぶ手段である船も接岸が難しく、場合によっては2週間も運航が途絶えることもあるとか。
その不便さはいかばかりかと、島の人にたずねたら、意外にも、それほど苦労に感じたことはない、と返ってきました。
年間行事は時期が決まっているから、準備をしておけばいい。何か壊れたら、使わなければいい。どうしても使わなければならない時は、借りてくればいい。なんとも達観したお言葉。
とはいえ、もちろん天気予報は毎日、昼と夜に欠かさずチェック。
“台風のタマゴ”が生まれたら、逆算をして、海にうねりが入ってくる日までに必要なもの、欠かせないものは仕入れておくなど、事前に準備を整えるのだそうです。
日頃、「うちから半径2キロにコンビニがないから不便だ」と、不満たらたらの自分が恥ずかしくなってしまいます……。
ところで、青ヶ島に限らず、小さな島は医療体制も限られています。マスク着用など感染予防対策はきっちりと行い、体調不良や感染の疑いが少しでもある場合は来島の自粛を。
そして日々の善行を積んで、来島のために“運”も貯めておきましょう。
青ヶ島(東京都)
●アクセス 東海汽船などで八丈島へ。八丈島からヘリコプターで約20分。または定期フェリーで約2時間30分。
●おすすめステイ先 あおがしま屋
電話番号 04996-9-0185
Column
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2020.11.07(土)
文・撮影=古関千恵子