別れて楽になろうと話し合っていたら子どもを授かった

 一方の内田は、生まれたときには両親である樹木希林と内田裕也は別居状態で、「でも永遠に離婚しない。そんな両親の関係が嫌で嫌で、別れたほうがみんなが平和になるのに」と思いながら成長。

 自身は19歳で俳優の本木雅弘(54)と結婚し、三児の母となったが、結婚当初は思い描いていた“結婚”との違いに悩み、離婚の話し合いをしていたのだという。

「恋愛の延長の結婚生活を勝手に夢見ていたところがあって、(略) 結婚とはこんなに妥協の連続なのかと思った。二十歳そこそこの私にはあまりに難解で、残念だけど別れて楽になろうと話し合っていたら子どもを授かったことがわかった」(内田)

 ともに「普通」ではない家族で暮らしてきた2人が、それをいかに受け入れていったか。

 イラストは内田の次男・玄兔(10)が担当。内田から聞いた対談の様子をもとに描いている。

 今号では、2人の連載もコラボでお届けする。

※こちらの記事は、2020年2月23日に公開されたものです。

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記事提供:文春オンライン

2020.04.04(土)
Illustrations=Gento