LOVE:ジャック・ボリーシェフ
伊勢丹新宿店に現れたフランス料理界の夢の国!
ル サロン ジャック・ボリー|新宿三丁目
伊勢丹新宿店はそもそも夢の国。素敵なものを選りすぐって売っていて、いつ行ってもウキウキする場所である。デパ地下もほかのところとは違った雰囲気で、ここに来たら買わなくちゃ! と思うものが次々と眼前に現れる……なんて誰でもご存知ですよね。
そんな伊勢丹をますますもって素敵な場所にしてくれるお店が誕生したのだ。2012年11月28日、4階にオープンした「ル サロン ジャック・ボリー」。ジャック・ボリーシェフといえば、もちろん「ロオジエ」。仕事柄、ご馳走を食べる機会は普通よりやや多めだけれど、やっぱり“大ご馳走”といえばいつだって「ロオジエ」だった。惜しまれつつも2011年に一旦閉店し、再開を心待ちにしていたところである。
そこで浮上した、伊勢丹×ジャック・ボリーシェフの組み合わせ。しかも、デパ地下のテイクアウトではないという。「そんなことがありうるの?」と半信半疑であったが、さすが驚かせ上手の伊勢丹さん、本当でした。オープン前のお披露目にもぐいぐいと押し掛け、そこで「すみませーん! 予約もお願いしまーす!」と席を確保(もうすでに何件も入っていた!)。試食会でも取材でもなく、さっそくプライベートでお邪魔したというわけだ。
コースもあるけれど、アラカルトが楽しそう。ここでは、ものすごく長くて奇っ怪なメニュー名なんかないのだ。「キッシュ ロレーヌ」とか「タルト タタン」とか、きゅんとくるクラシックな料理ばっかりだから。メニューを見ているだけで幸せな気持ちになれるレストランなのだ。
チョイスしたのは、ステーキサンドとカボチャのポタージュとフォアグラのリゾット(ボリーさんも「いいチョイス!」と褒めてくれたよ!)。サービスの方が「ステーキサンドをフィンガーフードと考えてアミューズにしてみたら」と提案してくれたので、しょっぱなからステーキサンドだ。両面をこんがりと焼いたトーストに、厚さも焼き加減も絶妙としか言えないビーフ。野菜のみずみずしさにはさむ量……とてもシンプルなんだけどパーフェクトディッシュ!! いきなり心を鷲掴みにされる。
2013.01.08(火)