#11 チョコレートを食べる

 疲れたときについ食べたくなるチョコレート。実は、脳の活性化と精神不調時の症状の改善が期待できると科学的に立証されています。

 モヤモヤが続くときはつい過食気味になってしまいますが、問題ありません。重要なのは食べ過ぎてしまっても罪悪感を持たないこと。

 「おいしかった」「ストレス発散になった」と幸せを感じることが翌日の過食予防に。

#12 カーテンを開けて寝る

 「なんだか最近寝起きがつらい」という方はぜひお試しを。自然と光が部屋に差し込み、すっきり目覚められます。

 朝日を15秒以上浴び、太陽の光が目から入ってくることで自律神経が整い、狂いがちな体内時計もリセットされます。

 うつ治療でも光療法があるくらい、明るさは一番のモヤモヤ解決法。天気の悪い日は蛍光灯でもいいので、とにかく明るくしましょう。

#13 映画を観て泣く

 モヤモヤする気うつ、気滞状態は、涙で気の巡りを良くすれば驚くほどすっきりします。

 涙1滴で、ストレス解消効果が1週間も続くといわれるほど涙効果は絶大。

 悔し涙でも、どんな涙でもいいんです。週に一度、映画などを観て意識的に泣くのもいいでしょう。

#14 ジャスミン緑茶を飲む

 強いストレスを感じたら、ジャスミン茶と緑茶の茶葉を1対1の割合で混ぜて淹れる「ジャスミン緑茶」で一息を。

 ジャスミンの香りは自律神経を整えるほか、ストレスによる胃痛・腹痛、うつ気分の改善にも効果あり。

 ビタミンC・Eが豊富で美容効果も期待できます。そこに気分を安定させる緑茶のうまみ成分「テアニン」を加えれば、より気持ちがやわらぎます。

#15 とにかく体を温める

 人間は寒いと気持ちが弱ります。

 また、冷えは万病のもとといわれるように、冷えることで免疫力が低下し、風邪をひきやすくなり、自律神経が乱れ、慢性的な疲労や頭痛が起こるなどの症状が現れます。

 カイロを貼る、温かい飲み物を飲むなど冷え対策を万全に。

#16 きれいな姿勢をキープする

 姿勢を支えるためには、背中や腰、お尻などの抗重力筋が活躍しますが、この筋肉を使うことで幸せホルモンのセロトニンが分泌されるといわれます。

 見た目が美しくなり、さらにストレスを感じにくい状態になれるなんて、女性にとって一石二鳥ではないでしょうか。

2020.03.17(火)
Text=Mayumi Amano
Illustrations=Qoonana

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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なんでもないことでイライラ、頑張っているのに空回り。そんな誰にでもある心のモヤモヤを、日々の美容の積み重ねで解消できればと思い、様々な専門家に取材しています。肌と心と体は密接に繋がっているから、スキンケアのテクスチャーが前向きな気分に変えてくれたり、腸を整えることでポジティブになれたりするものです。