歴史ある酒蔵で地酒を愛でる
ここでしか味わえない贅沢体験
●杉能舎(すぎのや)
博多から少し足を伸ばして糸島へ。魅力のスポットが多い糸島にあって「つい長居したくなる楽しい場所。福岡市内からも小旅行感覚で訪れます」(奥川店長)と地元の人にも人気なのが、明治3年創業の浜地酒造「杉能舎」。
昔ながらの蔵や建屋がそのまま残り、お酒好きな人はもちろん、そうでない人にも楽しめる、まさに“酒蔵テーマパーク”です。
日本酒アワード2019で最高金賞に輝いた純米吟醸「フキノホマレ」をはじめ、あらゆる食にぴったりのスッキリ辛口「和膳会釈」や「新九郎」などはもちろん試飲可能。
上質な味わいは全国から注目されているものの、基本的にこことオンラインショップでしか入手できないという希少性の高さで、定期的に通う地元のファンも多いのだとか。
昔ながらの酒蔵に吟醸工場などが並ぶ敷地内には「やきたてパン工房」もあり、酒饅頭や酒粕ベーグル、地ビールパンを味わうこともできて、これがまた人気。
20年余の歴史を持つこだわりのクラフトビールも絶品との呼び声高く、冬はカキ小屋、夏はビアカフェでできたてを味わうのも何よりの楽しみ。
食べたり飲んだり昔ながらの雰囲気に浸ったりと、誰もがゆっくりくつろぐことができます。
杉能舎
所在地 福岡市西区元岡1442
電話番号 092-806-1186
http://www.suginoya.co.jp/
2020.04.06(月)
取材・文=嵯峨崎文香
撮影=橋本 篤