大都会ソウルの真ん中にあるオアシス、再開発のあおりで失われつつある路地裏のカフェ、文化の薫りがする住宅街の隠れ家。
ソウルらしい街の匂いやストーリーをコーヒーの香りと共に味わえる、“感性的”なカフェに行ってみませんか? おすすめの3軒をご紹介。
洗練された空間で過ごす
優雅な時間
●現像所 (ヒョンサンソ)
[長居&日常逸脱指数 ★★★]
ソウル駅に程近い住宅街のビルに潜む、看板のないカフェ。
ガラス扉を開けると、意外なほど開放的な空間が広がる。ジャズが流れる店内を照らすのは、カーテン越しの光とテーブルランプのみ。
洗練されたインテリアはオーナーの兄夫婦がロシアの博物館をヒントに設えたもので、調度品はすべてオリジナルだ。
「兄夫婦はデザイナーで、ここは義姉のジュエリーブランドの元ショールーム。当時併設されたカフェスペースを私が引き継いでいます」とオーナー。
日が暮れるとしっとりした雰囲気になりワインを楽しむ人も多い。
現像所(ヒョンサンソ)
[万里洞]
所在地 ソウル特別市中区万里峙路37キル24
電話番号 02-312-0318
営業時間 12:00~22:00、金・土曜 12:00~23:00
定休日 無休
席数 40席
交通 M①④ソウル駅
Instagram @hyunsangso
※10ウォン=約1円(2019年6月24日現在)。
※定休日を無休と表示した店でも、正月、旧正月、秋夕は多くの店舗が休業するため表示を省略しています。
※基本的に税込み表示。 チップ 基本的になし。
※本企画のデータは2019年6月24日現在のものです。
※長居&日常逸脱指数とは、どれだけ長居したくなるかや非日常感という空間の心地のよさを星の数で3段階評価。街の景色を眺めたり、独特の雰囲気にひたったりすれば、時間が過ぎるのはあっという間!
ソウル情緒にひたれる
感性カフェ3選
2019.07.28(日)
Text=Megumi Komatsu
Photographs=Tamon Matsuzono
Cooperation=Jong-In Kim, Korea Tourism Organization
Coordination=TANO International(Shin-Hae Song)
この記事の掲載号
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