大都会ソウルの真ん中にあるオアシス、再開発のあおりで失われつつある路地裏のカフェ、文化の薫りがする住宅街の隠れ家。
ソウルらしい街の匂いやストーリーをコーヒーの香りと共に味わえる、“感性的”なカフェに行ってみませんか? おすすめの3軒をご紹介。
雑居ビルの最上階に
まさかの優雅な空間が
●vacances (バカンス)
[長居&日常逸脱指数 ★★★]
ビジネス街を見渡す古いビルのフロアは窓が開け放たれ、テラス席からは都会のリゾートよろしく爽やかな風がそよぐ。
「働く場所を眺めながら休むのもいいでしょ?」。茶目っ気たっぷりに語る店主が2018年秋にオープンしたこの店のテーマは、かつてパリで体験したバカンスの空気感。
白を基調とした清々しいインテリアは「旅行で家を留守にする間に家具を覆う白い布」がモチーフとなっている。
オレンジの香りが漂う人気ドリンク「バカンスラテ」や、「マンゴーエード」は、さりげなくトロピカルムードだ。
vacances(バカンス)
[明洞]
所在地 ソウル特別市中区南大門路9キル12 9F
電話番号 070-8803-2326
営業時間 12:00~23:00、日曜・祝日 12:00~21:00
定休日 月曜
席数 55席
交通 M②乙支路入口駅
Instagram @vacances_coffee
※10ウォン=約1円(2019年6月24日現在)。
※定休日を無休と表示した店でも、正月、旧正月、秋夕は多くの店舗が休業するため表示を省略しています。
※基本的に税込み表示。 チップ 基本的になし。
※本企画のデータは2019年6月24日現在のものです。
※長居&日常逸脱指数とは、どれだけ長居したくなるかや非日常感という空間の心地のよさを星の数で3段階評価。街の景色を眺めたり、独特の雰囲気にひたったりすれば、時間が過ぎるのはあっという間!
ソウル情緒にひたれる
感性カフェ3選
2019.07.26(金)
Text=Megumi Komatsu
Photographs=Tamon Matsuzono
Cooperation=Jong-In Kim, Korea Tourism Organization
Coordination=TANO International(Shin-Hae Song)
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