紅白歌合戦の今後はどうなる?
……とまあ、ガーッとポイントだけピックアップしたものの、いろいろ言いたいことを言い出したらキリがない。
特別枠の基準とはなんぞや、サブちゃんの応援とはいえ紅白出場歌手ではないのに「ブラザー」を歌唱した北島兄弟はアリなのか、西城秀樹の企画コーナーはないんかい、などなどなど。
いやもう立ち止まるな振り向くな。もう1カ月以上も前に終わったことではないか!
正直、どれだけ好評だったとはいえ、ここ数年紅白歌合戦に漂う「迷い感」は否めない。
流行歌が減り、ダウンロード時代にどう対処するか、また歌手と紅白側のパワーバランスの揺らぎなど、見ているこっちもオロオロするくらい不安定である。
が、やっぱりどんな形になろうとも、1年の終わりギリギリにこれだけ老いも若きも注目する「歌まつり」は意義があると私は思う。だからこれからも期待する!
「なんだかんだ今年も見ちゃったけど、正解だったよね」と笑って新年を迎えられる年末が続きますように。頼むよ紅白ッ。今年もコタツの上に酒とつまみを用意して、チャンネルを合わせるから!
Column
田中稲の勝手に再ブーム
80~90年代というエンタメの黄金時代、ピカピカに輝いていた、あの人、あのドラマ、あのマンガ。これらを青春の思い出で終わらせていませんか? いえいえ、実はまだそのブームは「夢の途中」! 時の流れを味方につけ、新しい魅力を備えた熟成エンタを勝手にロックオンし、紹介します。
2019.02.09(土)
文・撮影=田中 稲
写真=文藝春秋