世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。
第199回は、大沢さつきさんが、トルコのリゾート地と首都を周遊します。
ヨーロッパ有数のリゾート
ボドルムへ!
![山肌に白い家が点在するボドルムの街。中央に見えるボドルム城は、15世紀、ヨハネ騎士団によって建てられた。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/-/img_dde2c68fef8c1913738b0f786b285f18235984.jpg)
エキゾティックで猥雑で、ギリシャ時代からの歴史があって親日国のトルコ。人気デスティネーションとして、またまた脚光を浴びている昨今。「弾丸だがゆったりする2度目のトルコ旅」という命題を持って出かけてみることにした。
出発は成田空港、21時25分。ターキッシュ エアラインズ053便。人気のフライトは満席で、にぎにぎしく旅のスタートを切った。
イスタンブール到着、3時35分。そのまま5時30分発のフライトで、評判のリゾート地「ボドルム」へ。
ボドルムは日本ではあまり知られていないが、ヨーロッパでは人気のリゾートだ。「CONDÉ NAST Traveler」誌でもワン・オブ・トップのリゾートとして取り上げられることが多い。
![2018年5月オープンの「シックスセンシズ カプランカヤ」は、全147室+66棟のヴィラがある。レセプションを中心に、右に温浴施設をふくむトリートメント空間、左にハーフのバスケットコートまで備えるエクササイズ空間がある。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/-/img_671d6e26102e284d31e0ead160b38d39114526.jpg)
と、6時40分にボドルムの空港に着き、そのまま一路「シックスセンシズ カプランカヤ」(以降シックスセンシズ)へ。
車で小一時間。朝の8時過ぎには、リゾートに到着。いよいよ「弾丸だがゆったりする2度目のトルコ旅」の本番だ。
![メインダイニングは吹き抜けが心地よいスペース。もちろんテラス席もあり、エーゲ海を眺めながらの食事もできる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/3/-/img_33a6543701ab074d9da03207c4b7d7a7224071.jpg)
まずは朝食。目の前に広がるエーゲ海を眺めながら、ぼうっとしつつも食欲は旺盛で……。
バラエティに富んだビュッフェをひと通り堪能したら、シメはクレープ。好きな具をチョイスして、焼いてもらうこと5分。文字通りチョコレートとろけるおいしいクレープに舌鼓を打つ。
トルコはチョコレートがおいしい。しかも、あの「ゴディバ」もトルコの企業が所有という勢い。おいしいわけだわ。
![10,000平方キロの敷地を誇るシックスセンシズは植生も豊かで、色とりどりの花も目を休ませてくれる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/3/-/img_e34612b8ad05d2b03fe548283de61b8f228257.jpg)
食事の後は、リゾート内をちょい散策。シックスセンシズは丘を利用して建てられているので、少し歩くだけで景色が様変わりして楽しい。ま、アップダウンがあるので、上り道はエクササイズではあるけれど。
スケールの大きいウェルネスリゾートだが敷地も広いので、開放感がある。コンテンポラリーな建築で無駄なくスッキリだから、よけい広さを感じるのかもしれない。
![ハマムマッサージのスペースは大小2つあり、バシャバシャとお湯をかけられ、ゴシゴシと垢すりされる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/5/-/img_c5b8ec6acf9e55623e3ef3f3ad0fe3ee110071.jpg)
お腹がこなれたところで健康チェック! シックスセンシズ独自の「ウェルネススクリーニング」で体組成や代謝、血中酸素濃度などなど、コンディションを分析してもらう。
これ、両手両足を電極板に置くだけでできるという素晴らしさ。日本で同じような検査を手間ひまかけてしたばかりだったので、ほとんど結果が同じなのにはびっくりだった。
で、通常はこの後6つの運動をふくむ身体機能テストをして、運動や食事などの改善プログラムを組んでもらうのだが……。
残念ながら今回は3日間の滞在。分析結果をもらい、戒めとすることで終了する。
![シックスセンシズにはハマムの他に20室のトリートメントルームがあり、ラウンジも広い。ラウンジにはスナックも置いてあるので、ついつい手が出て要注意。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/2/-/img_52e34dadfaf044d755a39d5e003f8f7b176679.jpg)
そして次は現実逃避とばかりに、トリートメントへと向かう。夜のフライトだったし、ここはトルコなので、まずはハマムで女に磨きをかけることに。
ゆったりもできるし、ハードにトレーニングもできるというリゾート、シックスセンシズだが、前者を選んだのはいうまでもない。
2018.12.27(木)
文・撮影=大沢さつき