プチプラコスメ・ザ・ベスト2018(1) 肌荒れ時に心強すぎる最強パウダー

#01
メイクを休みたい日にも使える！
スキンケア効果もある優秀なお粉

　みなさんこんにちは、プチプラ美です。

　ついに年末！　ということで、2018年を振り返り、大人にこそ使ってほしいスーパー優秀なプチプラコスメのマイベストを発表します！

　ちなみにですが、このコーナーでのプチプラコスメの定義を改めて簡単に説明します。お値段は基本、2,000円以下。売っている場所は、ドラッグストアや駅ビルなどに入っているバラエティショップ、コンビニ、場合によってはインターネット。

　購入するために予約などは必要なく、「そろそろ化粧水が切れるからランチの帰りに買っていこ」、くらいの気軽さで買えるもの。

　もちろん、このお値段でこの仕上がり!? と効果を実感できるもの。日本のプチプラコスメにはそんなツワモノがたくさん存在するのです。

　そんな激戦区の中で2018年に新たな定番となったプチプラ、ひとつめは、新たなカテゴリーを作ったといえるエテュセのコレ、です。

◆エテュセ
　スキンケアパウダー

　2018年の春まっただ中に肌荒れが勃発。年のせいもあってか(涙)回復に時間がかかり、とはいえ人に会わなければいけない日もあり、ブルーな気分で過ごしていました。

　どんな肌荒れかというと、私は元々アトピー体質。まずかゆみと赤みが勃発し、その後その部分の皮がむけてくる……という状態です。

　かゆみは薬でコントロールし、信頼している敏感肌向けラインの化粧水やクリームのみを使い、なんとか乗り切るのですが、その間はファンデが塗れない！　というかあまり塗りたくない！

　結果、昼間の顔が無防備、かつ、頻繁に化粧水やクリームを足したり、皮脂分泌バランスも崩れ気味なので、妙にペカペカテカった状態で耐えておりました。

　そんな凹む気持ちを救ってくれたのがコレ！　エテュセのスキンケアパウダーなんです(前置きが長くて失礼)。

　これは、さまざまなスキンケア効果を併せ持つパウダーで肌表面を覆って、外部刺激からはガードし、バリア機能が低下した肌も潤いを閉じ込めて外へ逃げないようにしてくれる、なんとも頼れるパウダー。

　顔色も真っ白でなく、ほんのり明るく透明感を上げてくれます。

　肌が荒れている時に使ってもいいし、メイクを休みたい休日にも。塗ったまま眠ってOKなので彼とお泊まりなんて日にも使える、使い勝手のよいお粉なんです。お粉といっても、あくまで「スキンケア」の一環、そこがポイント。

　月見草オイルやアロエエキスといった保湿のための成分が配合してあり、さらに肌荒れ防止ミネラルパウダーも配合してある。皮むけしたりして肌表面が多少ゴワついていてもなめらかに乗るような設計になっている。

　そんな、肌荒れしている人の気持ちを多方向からケアしてくれるようなつくりなので、塗っていると安心、最悪じゃない、と思えます(私にとって肌荒れ出現は“最悪”なのです)。

　赤みや全体の色ムラをカバーしてくれて、妙なテカリ感を抑えてくれるだけでも、どれほど心強かったことか。肌荒れ期間は毎日塗っていました。

　この製品、実は2002年にエテュセが発売した「ナイトアミュレット」という夜用パウダーの進化版。何度かリニューアルを繰り返し、最新版として登場したのがこれなのです。

　ここ最近つけたまま寝られる「寝化粧コスメ」に注目が集まっていましたが、その元祖と言うべきアイテムというわけ。

　15年以上も激戦のプチプラ区を生き抜いているのですから、皆こういうアイテムを必要としているんだな、ということがよくわかります。今回プレストパウダー状になって、持ち運びしやすくなったのもかなり嬉しい点。

　私の場合は「寝化粧」のために塗っていたわけではないけれど(笑)、気持ちの「安心」のためにとても役立ってくれました。

　多少荒れが落ち着いてきてからも、まずこのスキンケアパウダーを塗ってから、パウダーファンデを軽く乗せるようにしていました。そして最終的には無事に肌荒れは治まりました。

　このパウダーが肌荒れを治す、というわけではありません。あくまで肌をガードして、乾かないようにして、顔色を均一に見せてくれるもの。でも、肌の調子と一緒に落ち込んでしまう気持ちを立て直してくれます。

　もちろん別に肌が荒れていなくても、近所のコンビニに行く時、女友達と温泉旅行の時の夜、彼と部屋でまったり過ごす時などなど、さまざまな場面で役立ってくれると思います。

　困った時に、「でもコレがあるから大丈夫」と思える。新たなお守りコスメです。

私はココで購入しました

・MS・Style Echika 表参道
https://www.echika-echikafit.com/shop/omotesando/omt09

2018.12.18(火)
文・構成＝斎藤真知子