ベルギーとオランダでは、旅行者でも気軽に現地で自転車をレンタルし、サイクリングを楽しむことができます。素敵な街並み、美味しいレストラン、そしてゴッホゆかりのスポット……。たかせ藍沙さんが、この2つの国を気ままに散策する旅に出ました。

 第9回は、KLMオランダ航空の快適フライトのご紹介です。

シートも食事もスタイリッシュ!

鮮やかなブルーの機体は遠くからでもすぐにKLMオランダ航空とわかる。

 オランダのフラッグシップキャリアのKLMオランダ航空は、デザインの国として知られている国の翼だけに、機体の塗装もインテリアもスタイリッシュ。コーポレートカラーの鮮やかなブルーが爽やかなデザインとなっている。

 デザインだけでなく環境にも配慮している。カーペットには古いユニフォームを再生した素材を使ってリサイクルしているほか、シートを軽量化して燃費効率を上げ、二酸化炭素排出量を削減させた。

ブルーの濃淡が爽やかなエコノミークラスのシート。

 まずはエコノミークラスをご紹介しよう。最新のエコノミークラスのシートは、シートピッチが約81センチもあり、足もとのスペースがかなり広い。人間工学にもとづいて座り心地が改良され、ヘッドレストはポジションを調整することができる。

 有料オプションでエコノミーコンフォートを選べば、足もとがさらに10センチ広くなり、リクライニングの角度も2倍。さらに快適なフライトを楽しむことができる。

華やかなデザインのランチョンマットやパッケージ。写真提供:KLMオランダ航空

 美味しいと評判の機内食は、ランチョンマットやパッケージ、コップなどに鮮やかなオランダ伝統のデルフト陶器の柄が使われていて、見た目でも食欲をそそるデザイン。別料金を支払うことにより、和食、イタリア料理、インドネシア料理など、さまざまなアラカルトメニューが用意されている。

左:紙コップもデルフト陶器を模した風車が描かれている。
右:機内安全ビデオもデルフト陶器!

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2017.12.19(火)
文・撮影=たかせ藍沙