Magnificent View #1128
スワンベル(オーストラリア)
(C)Allan Baxter / Masterfile / amanaimages
西オーストラリア州の都市パースを流れるスワン川。川岸に立つのは、この街のシンボル、スワンベルだ。
2000年12月に完成した建物は、高さ約82メートルのガラス張りのタワーと、船の帆をモチーフにしたモニュメントからなる。
タワーの中にあるのは、18個の鐘。そのうちの12個は、かつてロンドンのセント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会で使われていたものだ。18世紀、イギリスの海洋探検家キャプテン・クックが、オーストラリアの航海から初めて帰国した際に鳴らした歴史ある鐘でもある。
鐘ひとつひとつはどっしりと重く、なかには軽自動車と同じほどの重量があるものも。
熟練ボランティアにより鐘が鳴らされるのは月曜、木曜、土曜の正午。近代的な風景と歴史が調和するパースの街に、美しい音色が響き渡る。
文=芹澤和美
