食の記録写真のコツ その2
「被写界深度とホワイトバランス選び」
撮りたい部分を手前に置き、被写界深度をF4にして背景をぼかして雰囲気を撮る。@Hawaii's Java Kai
次に被写界深度とホワイトバランス(以下WB)である。
被写界深度はピントの合う範囲の深度で、絞り値(F値)の数字の大きさで変わってくる。手前から奥までピントを合わせたい場合はF値11以上へ設定、手前だけピントを合わせたい場合はF値5.6以下へ設定。
しかしながらお店で撮る場合、背景にある雑多なものが入りやすいのでF値を小さい数字にして撮ることをお勧めする。F値5.6以下の絞り優先モードがオススメ。
左:透き通った飲み物は逆光で撮る。@Koloa Rum Co.右:単純な形のものは敢えてカメラアングルをひいて、フォークなどのアクセントをいれてストレートに撮る。@Hawaii's Java Kai
またお店の光源はそれぞれ違うので、WBは現場判断で決めてもらいたい。自然光が入る窓際では晴天か日陰がよいだろう。裸電球(死語!?)のような薄暗いタングステン光のレストランでは電球に合わせ、迷ったらオート!
カメラアングルを低くすると奥行きがでるため、被写界深度F4で撮ると背景のボケが一層深まる。@ART CAFÉ HEMINGWAY
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- 文・撮影=山口規子
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