【夏の食材】大葉
「しそ」は「紫蘇」と書くことからもわかるように、本来は赤じそのことです。緑のものを「大葉」や「青じそ」と呼びます。大葉独特の爽やかな香りに含まれる成分には殺菌作用があり、特に魚の解毒作用があるとされています。お刺身のつまに添えられていることからも納得ですね。
野菜の中ではカロテン・カルシウムの含有量がトップクラスで、また鉄分も多く含むことから肌荒れの改善・骨粗鬆症予防、貧血の改善に効果があります。マクロビ的には血液の新陳代謝をよくすると考えられており、鉄分やカルシウムの働きと合わせてみると血液や骨など体の基礎となる部分を作るお助け食材とも言えます。また、漢方では不眠に良いと言われています。
蒸し暑さで寝苦しい時期には、晩御飯に「しそ」を取り入れて快適な睡眠を、そして新陳代謝をアップさせて若々しい体作りをサポートしましょう。
◆「大葉」のマクロビレシピ
2016.06.14(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平