インスタグラムのフォロワーは14万人を誇り、Voicyやnoteなどでも発信しているありのママさん。紹介しているのは、イタリア人夫が褒めた味だけ! という、おうちで簡単につくれるイタリアンレシピです。

 中でもずば抜けた人気を誇るのが、カルボナーラのレシピ。この1品だけで1,000万以上の再生回数を誇っています。

 発売されたばかりの著書「史上最高!おうちイタリアン イタリア人夫にほめられたレシピだけ!」にも掲載されている「生クリームなし! 本物カルボナーラ」を実際に作ってもらいました。


目からうろこがポロポロ落ちるコツだらけ

 ありのママさん(以下、ありさん)はカルボナーラに生クリームを使いません。夫のために初めてカルボナーラを作った時、生クリームを入れようとしたら「なにしてるんだーーーー」とえらい剣幕で怒られたそうです。イタリア人にとっては衝撃的なことみたい。

材料(2人分)

・パスタ(スパゲッティ):200g
・ベーコン:60g
→あればグアンチャーレやパンチェッタを使うと最高
・卵黄:3個分
→余った卵白の使い道は記事後半で登場!
・ペコリーノチーズ:30g
→パルメザンチーズ、粉チーズでもOK
・粗挽き黒こしょう:適量
・オリーブオイル:小さじ1
・岩塩:小さじ1
→パスタゆで用。なければ普通の塩でもOK。ただし、パルメザンチーズや粉チーズを使う場合は小さじ2に。

<仕上げ>
・ペコリーノチーズ:適量
→パルメザンチーズ、粉チーズでもOK
・粗挽き黒こしょう:適量

 材料はスーパーやカルディなどで揃えられるのですが、早くもここで大切なポイントが。それは主役となる「パスタ」です。

 パスタには表面がツルツルの「テフロンタイプ」と、ザラザラで少し粉っぽい「ブロンズタイプ」があります。ありさんが推奨するのは、後者です。

「表面のザラザラにソースが絡むだけでなく、私のパスタで大切な“ゆで汁”に粉が溶け出すので、ソースを作る時に乳化しやすいのです」

 その重要さは、次のページでわかります。

2025.07.07(月)
文=CREA編集部
写真=橋本 篤