「ななつ星 in 九州」の贅沢な旅を象徴する客室「DXスイートA」。額縁のような窓から過ぎ去る風景を眺めていると、心がふっと軽くなり、まるで “動く瞑想” とでもいうようなマインドフルな時間が訪れます。 ロイヤルワインレッドの車両が美しい「ななつ星 in 九州」。 7号車に2室ある「DXスイート」タイプの客室には固定式のベッドが。贅沢な車窓を満喫できます。 2号車には立礼式の茶室を設え、車窓を眺めながらのお点前も旅の素敵な思い出に。 春夏秋冬、季節ごとに表情を変える魅力的な風景が沿線に広がります。 3号車のギャラリーショップには、沿線各地の名品がずらり。 湯煙が立ちのぼる、わいた温泉郷。 「ななつ星 in 九州」オリジナルのさまざまなアイテムも車内で販売。 車窓には旅情をそそる光景が次々と現れては過ぎ去っていきます。 「御三家」のひとつとして旅人の憧れであり続ける「山荘 無量塔」。 「Senti. U」内田シェフの研ぎ澄まされた感性によって生み出される一皿を車内にて。 のどかな里山の風景のなかを走り抜ける「ななつ星 in 九州」。 人間国宝 十四代今泉今右衛門さん●1962年佐賀県有田町生まれ。武蔵野美術大学卒業後、父十三代のもとで家業に従事し、一子相伝「色鍋島」の伝統を受け継ぐ。2014年、人間国宝に認定。現在も年に5~6回の個展を開催するなど、精力的に作陶活動に勤しむ。 有田の窯元では、美しい品格を醸す「色鍋島」の珠玉を間近で目にすることができます。 ラウンジカーに設えられている十四代が制作した雪文様の一輪挿し。 世紀を超えてモノづくりの伝統を受け継いできた陶房。 十四代の作品。伝統技法と独自に編み出した手法を融合させ、現代の「色鍋島」を日々探求しています。 窯元では陶房の職人が手がける器も購入できます。 その名も「赤絵町」の一角にたたずむ今右衛門窯。 薩摩焼 沈壽官窯。 十五代沈壽官さん●1959年生まれ。早稲田大学卒業後、京都での修業を経て、イタリア国立美術陶芸学校に学ぶ。1999年に十五代を襲名、先祖伝来の「白薩摩」「黒薩摩」の美意識を継承しながら、新たな感性の作品づくりにも挑戦している。 高度な透彫による精緻な造形と繊細な絵付けに感嘆する十五代作の「白薩摩」。 慶長3年に島津義弘が朝鮮より連れ帰った初代・沈当吉から歴代の作品を展示する「沈家伝世品収蔵庫」。 十二代が制作し、明治天皇に献上された茶壼の控え。比類ない才能が国内外で高く評価されました。 売店には現代のライフスタイルに合わせた作品も。 現在もこの登り窯での窯焚きを行う十五代。「若い頃に4日間、ほぼ寝ずにおこなったときは幻聴が聞こえましたね」。 くつろげる「沈壽官茶寮 美山」。 1992年、静寂に包まれる由布岳の麓に誕生し、その独自の美意識で旅人の心を一気につかんだラグジュアリー旅館の先駆け「山荘 無量塔」。全客室に源泉かけ流しの温泉を用意し、レストランで提供される山里料理の美味しさも定評があります。 日本各地から移築された古民家の伝統的なたたずまいを残しながら、モダンデザインを巧みに融合させた個性的な離れ12室。こちらは、この宿を象徴する客室のひとつ「吉」。 周囲に広がる森に溶け込んだかのような時間を過ごせる客室「暁」。古民家の内部に広がるモダンな空間が心からのくつろぎをもたらします。 行き届いた清掃の作法にも、この名旅館の卓越したホスピタリティが宿ります。 多彩な施設を擁するのも「山荘 無量塔」の特色。大人のためのマチュアな空間が広がる「Tan’s bar」、上質な美味しさで人気の蕎麦処「不生庵」のほか、ショップやカフェ、ショコラティエ、音をテーマにした現代アートを収蔵するミュージアム「artegio」も人気。 この秋冬の3泊4日コースでは、週替わりで有田焼のギャラリーにもご案内。現在、100以上の窯元が個性を競う有田焼のなかでも、柔和な白色の器で人気の作家・百田暁生さんの「in blue 暁」にも訪問予定(日により異なる)。 2015年に「in blue 暁」を立ち上げた百田暁生さん。先祖は明治初期まで200年以上にわたって窯焼きの仕事に携わっていたそうで、そのルーツを大切にしながら、新たな器づくりに勤しんでいます。 有田町の緑に囲まれた一角に立つギャラリーには、料理を引き立てながら、そっと個性を主張する白い器たちが。心が華やぐ鮮やかな釉薬づかいのぐい吞みも人気。 鹿児島から「ネイチャーガストロノミー」を発信しているレストラン「Senti. U」。地域の生産者との出会いや繫がりが深まるにつれて、一皿に表現される美味も進化、素材へのリスペクトを極限まで高めた料理哲学を確立しています。 内田康彦シェフは佐賀の出身。兵庫のオステリアなどで料理長を務めたのち、自らの料理の世界観を深めるために2012年、マダム 広美さんの故郷・大隅半島に拠点を移し、2018年より現在のスタイルのレストランに。 「ふくどめ小牧場」のラルドを使った一品。とろける旨みがたまらない。 店内にはテーブル席とカウンター席がひとつずつ。 シェフの世界観を象徴する一皿、地元産のイカを極限まで研ぎ澄ませたスタイルで。口にすると、そこに秘められた多彩な味わいに驚きます。 標高325mの険しい山上に築かれた天然の要塞・岡城。島津軍も落とせなかった難攻不落の城として知られ、この地にゆかりの作曲家・瀧廉太郎の「荒城の月」は岡城がモチーフ。 岡藩由来の『冥加訓』に記されている「五斗味噌」。その伝統の味わいを岡大豆の栽培から始めて数えること約9年。このたび復活に成功した幻の味を「ななつ星 in 九州」の旅では車内での朝食に提供。熟成するほどに色あいは濃くなるとともに、味わいはまろやかに。 コクの深い味噌汁は絶品。さまざまな料理にぜひ。1泊2日コースでは、山奥の農家を訪ねての「五斗味噌づくり体験」も用意。仕込んだ味噌は、後日、自宅に配送してくれます。 つやつや、ふっくらとして大粒な岡大豆。その豊かな風味に一粒食べると止まらなくなります。 伝統味噌の復活に取り組んだ地域の皆さん。 視界を遮るものなく絶景が広がる天空の城・岡城跡。今度の旅では、その本丸跡に「ななつ星茶屋」を特設。 着物姿の町娘がお茶と地元銘菓でおもてなし。