築150年の古民家を改装したレセプション棟を中心に、宿泊施設、レストラン、温泉、ライフスタイルショップなどからなるライフスタイル提案型複合施設。 「里山十帖」の外観。 あたりに広がるのは、昔ばなしの世界を彷彿とさせる原風景。敷地内で山桜も開花。 遠い昔に降った雨が地下に浸透して湧き出る源泉から、直接パイプで「里山十帖」まで水を引いています。この日は玄関先でビールが冷やされていました。 ロビーの中2階にあるラウンジ「小屋組み」。黒光りする太い梁や柱には、150年もの間豪雪に耐え続けてきた重みや凄みを感じられます。 正面玄関を入ると高さ10メートルもの吹き抜けに圧倒。客室までの通路では数々のアート作品とともにさりげなく飾られた蕗の薹も。 宿泊棟にあるライフスタイルショップ「craft&products THEMA」。椅子や洋服、土鍋に味噌、ふっくらとした肌ざわりのオリジナルのタオルまで。 ショップでは、「無添加すりおろしにんじんジュース」「ラクティットアシッド×国産完熟野菜 野菜時間」といった自遊人オリジナル商品も数多く販売。 ギャラリー「hito-bito」。イベント使用していないときはラウンジに。本棚には食文化や自然をテーマにした本がずらり。 こごみ、よもぎ、かたくり、あさつきなど。この日の夕食で使われる山菜。 17時スタートの夕食を選択したゲスト限定のキッチンツアー。この日は「早苗饗-SANABURI-」料理長の桑木野恵子さんが案内。 フキノトウの花。「花が開く前のかたい蕾がおいしいです。ちなみに花が終わって伸びてくる葉茎も蕗として料理に使っています」 「このくらい伸びちゃうとアクが強いので使いません。つくしは顔を出したばかりのものを収穫して、和え物や酢の物、佃煮にしています」 5分ほど歩いて棚田と山々を見渡せるスポットへ。 キッチンツアー後は、ねまがりだけの炭火焼きと「松本十帖」で展開する信州発酵研究所のクラフトシードル「ふじ」で乾杯。 「早苗饗-SANABURI-」では地元産の野菜が主役となったコース料理を提供。地元でつくられた自然派ワインや地酒とのペアリングも楽しみのひとつ。 ベッドルーム、リビング、アウトドアリビングの3ゾーンに分かれている「露天風呂付き Viewコーナースイート」。専用テラスには小さなヒノキの露天風呂が。 Wi-Fiや薄型テレビなど必要な設備も揃え、じょんのび快適に過ごせる空間。また、天然素材と本物にこだわった寝具で快眠をお約束。 客室には周辺のスポットを案内する「おさんぽマップ」と星空鑑賞に格好の「星座早見盤」が用意されています。 日本百名山の巻機山をはじめとした越後の名峰を一望できる露天風呂「湯処 天の川」。一面の雪が溶け、新緑に覆われた景色も圧巻。 源泉は大沢山温泉。真夜中に満天の星を眺めたり、早朝の朝日を浴びたり、滞在中はいつでも浸かれるのが嬉しい。※22時前後に男湯・女湯の入れ替えと清掃あり。 ごはんは玄米と白米を選べ、味噌汁は自分で仕上げる朝食。野菜たっぷりの卵焼きや卵かけごはんでいただくのは、飼料にコシヒカリを使っているという「とっとこ村」の自然卵。黄身は薄いレモン色で、卵本来の風味が感じられるまろやかな味わい。