標高1230メートルの山間にある平湯温泉の湯宿「界 奥飛騨」。 雪の回廊をモチーフとしたデザインの露天風呂。 体験型の現代アートみたい。純白に縁取られた冬の青空、満天の星空も美しい。 泉質は、ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉 (中性低調性高温泉)。 昔ながらの石積みの風景が広がる中庭。源泉かけ流しの足湯に浸かってリフレッシュ。 湯の川に沿って散策するのも楽しい。 このエリアの温泉の歴史や泉質などが学べるミニ温泉講座「温泉いろは」も中庭で開催。 夜の中庭も素敵。冬の星空を眺めながらの足湯は最高。 宿から歩いてすぐの場所にある公共の足湯(足湯公園)。 天然木のやさしさに包まれる寝室。 伝統的な漆塗り「飛騨春慶」のウォールアートや、飛騨産の広葉樹を使った曲木チェア。 飛騨染は高山祭とともに発展してきた伝統的な技法。無地に紅などの鮮やかな配色が特徴。 全49室がご当地部屋「飛騨MOKU(もく)の間」。うち28室が露天風呂付き。 日没前後のドラマティックな景色は忘れられない。 濡れたまま上がれるデイベッドのある湯上がりスペースで、休憩しながら温泉をチャージ。 朝、起きてすぐ温泉にドボンできる至福。 特別会席のメイン「飛騨牛の朴葉つと焼き」。 先付のプレゼンテーションはインパクト大。 郷土料理の「すったて」をイメージした先付け。 山霊の分霊として象られた山彦人形。顔は自然への畏怖の念、色彩は四季を表しているそう。 日本酒の酒樽由来の、古材の長板が囲炉裏端を思わせる宝楽盛り。内容は季節ごとに変わる。写真は冬の会席から。 ズワイガニ、鴨、ずいき、なまこなど季節を感じる料理にお酒が進む。 つとを取り除くと朴葉に包まれた飛騨牛がチラ見え。 朴葉を開くと、軽く焼き色をつけた飛騨牛(ヒレ・ロース)がお目見え。いいサシ。 焼き台にじゅわっと焼き付けていただきます。脂の焼ける香りが食欲をそそる。 甘味は炙ったマシュマロにみたらしダレをかけて。網の下には竹炭をイメージしたアイスクリームが隠れている。 奥飛騨の自然に溶け込む湯小屋。