吊橋で渓谷を行き来する、温泉情緒あふれる「谷關(グーグァン)温泉」。 谷關の変遷をたどる「グーグァン歴史散策」は、毎週金・土・日曜の朝開催。 ノスタルジックな「明治温泉老街」を歩き古の日本にタイムトリップ。 日本統治時代の警察の招待所は、戦後、台湾警察の保養所として引き継がれている。 全長1.5キロのハードめなトレッキングコース「捎来(サオライ)歩道」につながる道。 ブーゲンビリアなど色鮮やかな南国の花が一年を通してみられる。 1986年に完成した谷關吊橋は全長100メートル。最近、補修工事が行われたとか。 谷關でよく見かけるひし形の意匠は、泰雅族の先祖の目を表し魔除けの意味がある。 観光客も地元の方もプール気分で温泉を楽しんでいる。ここは「谷関大飯店」の一部。 渓流の両岸に見られる切り立った崖。河川が山を削り取ってできた谷關らしい景観。 台湾電力の水力発電所の宿舎。建物自体は、日本統治時代からあるものだとか。 水力発電所名物のアイスキャンディ。湯上がりの喉を潤すのに最適。 博物館は地下2階まであり見た目より広い。 多種多様な蝶が生息している谷關の森。その美しい造形と色はまさに大自然の神秘。 泰雅族の先生によるアクティビティ「タイヤル族の調べ」は毎週月・火曜の午前中に開催。 泰雅族の口琴と、女性たちが技を競う美しい織物。 口琴の主な材質は台湾真竹。もっともよい音色が出るのは“3年もの”だとか。 リード部分を慎重かつ力強く削っていく。先生も手伝ってくれるのでご安心を。 演奏もレクチャーしてくれる。つくった口琴はおみやげに。 泰雅族の暮らしに欠かせない竹は「星のやグーグァン」のアプローチにも活かされている。 ランチメニューの「爌肉飯(コンローハン)」。 澄んだスープとやわらかな牛肉でスルスル食べられる「星のや牛肉麺」。 ナッツや穀物を茶葉とすり合わせた客家の「擂茶」。 擂茶はトロリとしてほのかに甘い口当たりの“食べるお茶”。 台湾らしい素材を使ったカクテル&モクテルが楽しめる。 文旦のジュースと乳酸飲料を合わせグレナデンシロップで甘みをプラスしたモクテル。 チェックイン時に客室に用意されていたのは和菓子。どこか台湾フレーバーなのが面白い。 庭の竹林を眺めながら、ゆっくりと流れる時間に身を任せて。 パイナップルケーキやドライフルーツ、素敵な茶缶に入ったお茶も販売。 使うほどに味わいが増す竹細工のウォレットやマグカップ。 ホテルの中心は湧水を巡らせたウォーターガーデン。白鷺もこの庭が気に入ったよう。 色彩のハーモニーが美しい内海聖史さんの作品「頭上の色彩」。 正面左側には、谷關を蛇行する川を表現した酒井祐二さんの「蛇行する川」。 白磁作品で有名な台湾の陶芸彫刻家・黄莚㭹さんの「淡青流釉、甜白流釉」。 右手の壁に掛かるのは、台湾の陶芸作家・呉偉丞さんの「横看成嶺側成峰」。左奥は、日本の室礼に現代美術を取り込んだ作品で知られる橋場信雄さんの「サンクチュアリ」。 樹齢100年以上の松や杉の木立ちを縫うように水路を巡らせたウォーターガーデン。 ウォーターガーデンには、ゆったりとしたソファのあるガゼボが点在。 庭に向かって開かれた回廊。どこにいても水のせせらぎと木漏れ日に癒される。 外の景色を絞り込むように窓を設けた内湯。その向こうは緑に包まれた露天風呂。 泉質は無色無味の弱アルカリ性炭酸水素塩泉。肌にやさしく湯当たりしにくい。 露天風呂エリアにあるサウナ。極上の外気浴が約束されている。 大浴場へつながる回廊もくつろぎのスポット。日が落ちると花の匂いが際立つ。 温泉フロアは、ルーバーを調整することで開放感UP。 日没直後の空と山のシルエットも美しく、思わず見入ってしまう。 3,000メートル級の山々に囲まれた「温泉渓谷の楼閣」。