王室礼拝堂へは、ヴェルサイユ宮殿の北翼1階よりアクセスできる。 天を仰ぐような気分になる吹き抜けの天井。白と金で統一され装飾が神々しさを添える。 天井画はアントワーヌ・コワベルの作品「世界の贖罪の約束をもたらす栄光の中の神」。ドームの内側に描かれているが、正面から見ると平面画に見えるよう工夫されている。 取材時は、ライト演出のリハーサルまっただ中。スペーシーな青と、クラシックな内装とのコントラストが異空間へと誘う。 建築家は、アンジュ=ジャック・ガブリエル。ルイ15世より依頼を受け、1668年に工事を開始、1770年に完成させた。王太子夫妻が観劇したロイヤルシートも残っている。 ヴェルサイユ宮殿。 レオナルド・ディカプリオがルイ14世を演じた映画「仮面の男」の舞台にもなった。 常設の馬車美術館。 城へと続く道の木々もライトアップ。 “クリスマスツリーの道”と名付けたい。 館内の至るところには大きなクリスマスツリーが配され、ホリデーシーズンを盛り上げる。 クリスマスツリーのある雪の森をイメージした一室。森の動物たちもいて、おとぎ話や絵本のなかにいるかのようなファンタジックな空間。