外国人観光客で賑わう、台北屈指の買い物エリア

 MRT東門駅4番出口からすぐの場所に位置する永康街エリア。この一帯はもともと文教地区の高級住宅街でしたが、二十数年前に台湾初のマンゴーかき氷店が誕生して以来、茶芸店やカフェ、雑貨店などが増え、今では台北を代表する定番の観光スポットとなっています。路地の中にもショップが並び、旅行者の往来が途絶えることがありません。

 最近、このエリアで話題となっているのが、「牛軋餅」と呼ばれるヌガークラッカー。サクサクとしたソルティクラッカーにミルクヌガーを挟んだもので、絶妙な甘さと塩気がクセになります。

 このエリアにはヌガークラッカーを扱う店がいくつかありますが、とりわけ高い人気を誇るのが、永康公園に面した「甜滿」。いつ訪れても長蛇の列ができていますが、並んででも買うだけの価値はあります。

 さらに、永康街にはナチュラル系のスキンケアブランドの旗艦店やコンセプトショップも数多く集まっています。

 台湾ハーブを使った石けんで知られる「阿原YUAN」や、茶の実を用いたコスメが評判の「茶籽堂」、ショウガコスメで注目を集める「薑心比心」など。いずれも落ち着いた店内でじっくり商品を選べるので、立ち寄ってみてください。

 そのほか、素材にこだわった郷土菓子店「上信饌玉」にも大勢の観光客が訪れます。マカデミアナッツをデーツで挟んだお菓子がヒット商品です。

 すぐ隣には、郷土文化や風土を香りで表現したフレグランスブランド「P.Seven茶香水」のコンセプトストアもあります。

 そして、同じ路地内に昨年末にオープンしたのが「MESHI to CHA 台灣茶飯」。ここはフォロワー数15万人を超える人気インスタグラム「たいわんめし」の運営者、台湾在住14年目となる野崎健介さんが立ち上げたブランドです。

 野崎さんは「台湾茶をもっと気軽に楽しんでもらいたい」という思いから、茶缶に入った茶葉だけでなく、ティーバッグの商品も揃えています。自ら展示会に足を運び、そこで出会った茶農家を訪ねて茶葉を仕入れています。厳選された茶葉は他ではあまり見かけないものもあり、お茶好きには見逃せない一軒です。

 隣の麗水街には、落ち着いた雰囲気の店が点在しています。なかでも暖簾がかかった趣のある「芋乃川」は、種類豊富なドライフルーツが壁にずらり。ここでは有機大豆を使った濃厚な自家製豆花も味わえるので、散策の合間にひと休みしましょう。

 そのほか、エリア南側の路地には、レトロな花柄生地「台湾花布」の専門店「布調」がひっそりと佇んでいます。

 以前は「彰藝坊」という店名でしたが、数年前に改名。現在は布製品に加え、ナイロンメッシュ素材のバッグやポーチも充実し、注目を集めています。こちらは同じく永康街にある台湾雑貨の宝庫、「來好」でもたくさん取り扱っています。

 郷土菓子からナチュラルコスメ、台湾茶、雑貨まで、素敵なアイテムがきっと見つかる永康街。路地の隅々まで歩きながら、ゆっくりと買い物を楽しみましょう。

 次ページからは、「上信饌玉」「MESHI to CHA 台灣茶飯」「布調」のおすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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