1_ジャパニーズウイスキー「軽井沢蒸留所のウイスキーは格別だった」

「もちろん、ウイスキーのボトルですね」(以下、コメントは全てピエール マルコリーニ氏)

 と、真っ先に飛び出した日本のお土産が、ウイスキー。ジャパニーズウイスキーのファンだといい、銘柄にも詳しいことが伺えます。

 とりわけ絶賛したのが、かつて蒸留所を閉鎖した過去を持つ「軽井沢蒸留所」のウイスキー。「軽井沢ウイスキー蒸留所」として復活した現在は、その品質と生産本数の少なさから“幻のウイスキー”として世界的に希少価値が高い逸品です。

「ずっとかつての軽井沢ウイスキーを探していたのですが、なかなか巡り合うことができず。しかし、来日した時にバーに行ったら『軽井沢ウイスキー』があったんです! 味わいも格別で、素晴らしく美しいウイスキーでした。こんな貴重なものと出会える機会はまたとないと思い、すでに開封されたボトルでしたが、お願いして買い取らせてもらいました」

 少しずつ楽しみたかったが、あっという間に飲み切ってしまったと思い出を振り返っていました。

2_山椒「鰻も大好きです」

 続いて、日本で必ず買うお土産として挙げたのは山椒。

「鰻を食べる時に、鰻が隠れてしまうくらい山椒を入れます」

 鰻店には怒られそうですが......と笑いながら山椒愛を語ってくれました。

 そんな流れから話題は、ベルギーの郷土料理へ。ハーブをたっぷり効かせたグリーンソースで鰻を煮込む、ベルギー名物の「Anguilles au vert(鰻のグリーンソース)」について。「ちょっと変わった料理ですが、とても美味しいんですよ」とのこと。

 実はベルギーでも、古くから鰻は親しまれてきた食材のひとつだそう。山椒や鰻をきっかけに、日本とベルギーの食文化に思いがけない共通点が浮かび上がりました。

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