東京生まれ、世界に誇る雑貨はこれ!
「クラスカ ギャラリー&ショップ ドー」ディレクターの大熊健郎さんにお話を伺いました。
老舗の専門店、アトリエメイド…さまざまなスタイルが共生
東京の雑貨ブランドというとまず、長年名品を作り続ける老舗の専門店があります。すぐれた日用品の数々には、外国の方にも知ってほしいものがたくさんあります。
いっぽうで、ここ数年で作家が作る日用品も定着し、それまで別世界だった「作家モノ」がとても身近になりました。都内にアトリエを構え、ひとりでモノ作りをしている人もいれば、自分たちの欲しいものを手作りするデザインレーベルが生まれたり。海外の影響を消化して、さらに進化させた40~50代から下の世代は、自然体でモノを作り、新しいスタイルを確立しつつあるように思います。
今後さらに洗練され、淘汰されて、よりいいモノが残り、東京発ブランドとして認知されていくでしょう。
◆ 「釜浅」の鉄打ち出しフライパン
「使ううちに油がなじみ、自然に膜ができ、一緒に育てていく感じがいい。僕も愛用していますが、想像以上の使い心地です。名彫りもしてもらえます」(大熊さん)
●ここで買えます!
浅草・合羽橋で1908年に創業。庖丁、南部鉄器、釜、かまどなど、あらゆる調理器具を扱い、プロから料理初心者まで幅広い層に支持されている。
釜浅商店
所在地 東京都台東区松が谷2-24-1
電話番号 03-3841-9355
営業時間 9:30~17:30(日曜・祝 10:00~)
定休日 無休
URL http://www.kama-asa.co.jp/
2016.02.05(金)
text=Yoko Maenaka、Chisato Suzude(BEAM)
photographs=Tamon Matsuzono