1月には梅が花開き、毎年いち早く春の知らせが届く伊豆半島。冬の寒さから解放されるこの温暖の地へ、春を感じる旅に出かけてみませんか? 春の花を巡り愛でる、名付けて「伊豆花遍路」の旅は、山海の幸に恵まれた伊豆グルメや、おいしいスイーツなどのお楽しみが満載です。
思い立ったらすぐに行けるのが、東京駅から新幹線で約45分の熱海。ここは古くから避寒地として知られ、坪内逍遙、谷崎潤一郎、太宰治といった名だたる文豪たちが愛した、ブンガクの街でもあります。
早春に咲く花の香りに包まれながら、文豪たちの足跡を巡り、おいしいものを食べる週末旅で訪れたいスポットを大特集。日帰りで訪れるのもよし、1泊2日で遊ぶのもよし。春色のコートに着替えて、さあ、出かけましょう!
[花巡り] 名高い梅園&パワースポットで深呼吸!
2016年は暖冬の影響で、例年以上に早く見頃を迎えた熱海の花々。「あたみ桜」は沖縄のカンヒザクラと並び、日本で最も早く咲く桜として有名です。全国的に冬本番というときに、梅と桜が一緒に見られるのは熱海ならではの風景。緑豊かな来宮神社、「梅まつり」で知られる熱海梅園、街中の糸川遊歩道など、ぜひ訪ねてみたい場所を紹介します。
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[見どころ] ロマンあふれる熱海のブンガクスポット
明治時代から政財界人の高級保養地だった熱海。東京の奥座敷として文豪にも愛され、独自の文化が育ちました。水口町にある「双柿舎」は、坪内逍遙が晩年を過ごした屋舎。また鉄道王・根津嘉一郎の別荘「起雲閣」はのちに旅館となって多くの文豪に愛され、太宰治はここで『人間失格』を執筆しました。ブンガクにまつわる熱海の名所を紹介します。
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[ステイ] 熱海の最旬ホテルベスト5
近年の熱海には温泉地の良さを活かしつつ、プライバシーにも配慮したスタイリッシュな宿泊施設が増えています。伊豆山の麓にある「星野リゾート 界 熱海」、中心街のサンビーチ沿いにある「ホテル ミクラス」など、旅の時間をゆったりと快適に過ごせる、個性的なホテル&旅館を厳選してご紹介。
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[グルメ] 熱海のおいしいものを食べ尽くし
熱海銀座~渚町周辺には、地元ならではの素材を活かしたグルメなお店が多数。昭和の懐かしさそのままの喫茶店も、変わることなく人気を集めています。そして旅のお土産選びなら、伝統的な干物、老舗の和菓子、文豪に愛された洋菓子、さらに最新のスイーツ……熱海の「おいしいもの」を集めてみました。
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まだある! 熱海のオススメ情報は
公式観光サイト「あたみニュース」でチェック
熱海市観光協会の公式サイト「あたみニュース」。熱海梅園「梅まつり」の詳細情報、夏の海上花火大会や、温泉、散策モデルコース、おすすめスポット、グルメなど、旅を楽しむためのお役立ち最新情報がいっぱい! 予定が決まったらぜひアクセスしてみて。
オリジナル旅手帳を片手に伊豆の花巡り!
「伊豆花遍路」期間限定キャンペーン実施中
ノート型に綴じられた手ぬぐい「伊豆花遍路スタンプ手ぬぐい(税込1,000円)」に、スタンプを押していくことで、オリジナルの旅手帳が完成。スタンプは伊豆半島の名所など25カ所に設置してあり、押し方も自由な発想で。スタンプの設置は2016年3月末まで。春の伊豆花遍路を旅手帳と一緒に楽しんで、自分だけの旅の記念にして。
熱海駅から徒歩約15分、熱海銀座通りのおしゃれスポット「guest house MARUYA」にもスタンプが設置されています。ここは熱海リピーターのためのフリースタイルな宿泊施設。カプセルルームと共有スペース(調理器具・食器付き)、シャワースペースを利用するだけの、シンプルな旅の拠点になります。スタンプを押したら、通りを挟んだ向かいの系列店「CAFÉ RoCA」でカフェタイムを過ごすのも◎。
ウエブサイト「ふじのくにを旅しよう」で
静岡県の旅情報を検索しよう!
相模湾を目の前に雄大な富士山を望む静岡県は、豊富な自然美はもちろん、「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして世界文化遺産に登録された韮山反射炉など、見どころが満載。静岡県の魅力を紹介するウエブサイト「ふじのくにを旅しよう」も必見です。
伊豆花遍路で春を満喫!
2016.01.22(金)
取材・文=多田洋一
撮影=釜谷洋史
イラストマップ=熊谷千春
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