「冬の鉄板」鍋料理。
ニッポンに当たり前にある定番がいつしかどんどん進化中。より濃密になるうま味が身体に染み込んだ頃には乾燥も倦怠もきっとどこ吹く風。夜道に灯るあのレストランの輝き。一歩足を踏み入れば、心も身体も温まる一品が待っている。
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◆ 霞町かしわ割烹 しろう <西麻布>
新進の鳥料理店が生み出す
参鶏湯以上にトロリとしたスープ
赤坂の割烹で8年間、研鑽を積んだ若き料理人・山崎志朗さん。満を持して2015年9月にオープンした彼の店では、脂肪分が少なく、歯ごたえのある本軍鶏「東京しゃも」を使った鳥懐石を、カナダワインと共に楽しめる。
そんなこの店の懐石コースに12月から登場するのが、しゃも鍋。これは軍鶏のガラと米を3時間炊いて取った濃厚な白濁スープに、鶏もも肉やつくね、しいたけや丁字麩を入れたオリジナル。アツアツの具は、橙で作った自家製ダレと卵黄で食べるのもおいしさのポイント。
参鶏湯以上にトロリとしたスープは、身体にじんわり染みる冬限定のとっておきの味わいだ。
霞町かしわ割烹 しろう
所在地 東京都港区西麻布3-24-4 CLSビル2F
電話番号 03-6883-1106
営業時間 18:00~23:00(L.O.)
定休日 月曜
席数 10席
料金 懐石コース 10,000円、グラス白ワイン 900円~
※カード利用可
2015.12.09(水)
構成=木原美芽
文=山田貴美子
撮影=菊地和男