今回のマクロビレシピに欠かせない食材はこれ!

寒天パウダー

 寒天はテングサやオゴノリから作られる海藻の加工食品です。マクロビ的には海藻類は全般に血液をキレイにしてくれる食材と言われています。

 ゼリーやムースを作るときにはゼラチン(豚由来)を使うことが一般的ですが、オールベジの私のスイーツ作りでは寒天パウダーと葛粉を合わせて使用します。そうすることでゼラチンに近い滑らかな食感が得られます。

 寒天は食物繊維を含むほか、コレステロールの蓄積を防ぐ働きもあることから、普段から食生活に取り入れることで生活習慣病の予防になります。無味無臭なのでスイーツ以外にもお味噌汁に加えたり、ご飯を炊くときに混ぜ込むと艶のあるふっくらとした炊きあがりとなり美味。普段から積極的に食べたい食材の一つです。

醤油

マクロビオテック食材「醤油」の写真

 醤油は味噌と並ぶ日本の発酵食品です。天然醸造のものと混合醸造のものがあり、天然のものでは熟成に1年以上の時間がかかりますが、混合醸造のものは短期間で製品化するために風味に欠け、その分砂糖や人工甘味料、化学調味料などを添加して味を整えているものがほとんどです。天然醸造のものは醤油自体に旨みがあふれているうえ、胃腸を整える働きや防腐効果を持っています。値段は多少高くなりますが、中には原料となる大豆や麦を有機栽培に、使用する塩を自然塩にするなど商品づくりにこだわったものも出ているので、予算に合わせて是非本物の醤油を使うようにしてください。質の良い調味料を揃えることで料理の仕上がりが変わってきます。

自然塩

マクロビオテック食材「自然塩」の写真

 マクロビ的におすすめなのは、低温で蒸発、結晶化させ、にがりを落とした精製されていない自然な海の塩です。海水の成分には塩化ナトリウム以外にマグネシウムやカルシウムなどをはじめ90種類以上ものミネラルが含まれています。人間の体内の70パーセントを占める水分、この体液と血液の成分は限りなく古代の海水の成分に近いことからも、ミネラルを含んだ海の塩は必要な成分であると考えられています。

 塩化ナトリウムの純度が高い化学的に精製された塩は体に負担をかけるだけでなく、味わいも単調です。減塩を心掛けている方は特に、少量でも味わい深い仕上がりになる自然塩がおすすめです。

中村恭子 (なかむら きょうこ)
地産地消料理研究家/健康管理士
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ/食育アドバイザー
2011年東京都より長野県茅野市に移住。同年、自身のプロデュースするオールベジの焼き菓子を提供するCafe 楢 Oak(カフェオーク)をオープン。また地産の伝統野菜を紹介するイベントの企画・運営や、それらを使ったオールベジ料理・菓子のメニュー開発等を行う。東京・蓼科で月に一度オールベジ料理を食べて学ぶ料理教室を主催。
ブログ(毎週水曜日更新) http://www.cafe-oak.net
※カフェの営業はゴールデンウィーク・夏季シーズンのみ
Facebook https://www.facebook.com/kyoko.nakamura.18

撮影/秋元良平 http://ryohei-akimoto.jp

Column

自分にも地球にも優しい
「週1回ベジ食」のすすめ

週に1回、お肉を控えて野菜を中心にした食事をする「週1回ベジ食」はじめませんか? 「週1回ベジ食」は、体に優しいのはもちろん、肉食をやめることで地球温暖化の原因のひとつと言われる無理な畜産の抑制にもつながる、地球にも優しい食スタイル。自分と地球をいたわる、ヘルシーなだけでなくちゃんとおいしい「週1回ベジ食」レシピをご紹介します。

2015.08.13(木)
文=中村恭子
撮影=秋元良平