聖なる谷のラグジュアリーホテルでくつろぐ

ベルモンド ホテル・リオ・サグラドのウルバンバ川に面した庭にはプールもある。山と川を眺めながらのんびり過ごすことができる。

 クスコの街から、途中で写真を撮ったりしながら北西へ約1時間30分、「聖なる谷」と呼ばれるウルバンバに着いた。5000メートル級の山々が連なるエリアで標高約2800メートルの谷は、温暖な気候と、蛇行するウルバンバ川の恵みにより、インカ時代に多くの人々が暮らしていた場所でもある。

 遺跡も数多く残されていて見どころもたくさんあるものの、今回は高度順応のため、ぐっと我慢してホテルでくつろぐことに。目的地のマチュピチュを最大限に楽しむためだ。

天井が高くて居心地のいい客室。ソファの先には大きな窓があって周囲の山々を眺めることができる。

 選んだのは、ベルモンド ホテル・リオ・サグラド。ウルバンバ川に面した緩やかな斜面に佇むラグジュアリーホテルだ。斜面に立ち並ぶ客室からは周囲の山々を望むことができるし、ウルバンバ川沿いの芝生では、リャマが草を食んでいたりして、身体を休めるには格好のロケーション。建物は地元アンデスの天然素材で造られていて周囲の景観に溶け込んでいる。

スパ・マユ・ビルカ専用ジャグジー。ここではバスローブのままくつろぐことができる。
トリートメントに使うのはオーガニックなハーブたち。

 チェックインを済ませて、さっそくスパ・マユ・ビルカへ。見晴らしのいい屋内ジャグジーと広々としたベランダがあり、トリートメントルームはインカらしさたっぷりの石組みの壁で仕切られている。そして、山を見渡すことができる大きな窓が、自然の中でマッサージされているかのような心地いいくつろぎの時間を約束してくれる。

 選んだのはコカの葉を使ったトリートメント。温めたコカの葉を背中と足の裏に暫く置いてからのマッサージだ。コカは、日本には持ち込み禁止の麻薬の原料。このエリアではコカ茶は高山病にも効くと言われていて、古くから日常的に使われてきた。マッサージの前に身体に載せることで疲れも取れるという。

私が選んだのは、日本では決して体験することができないコカの葉を使ったマッサージ。疲れがすっかり取れてリフレッシュできた。

 リフレッシュした後の夕食は、キヌアを使ったディナー。このところ日本でも話題となっているインカのスーパーフードだ。穀物なのに炭水化物が少なく、タンパク質、食物繊維、ミネラル類、良質な脂質を含み、必須アミノ酸のバランスもいい。明日のマチュピチュに思いを馳せながら心地よい眠りにつくことができた。

レストランでいただいたのはキヌアを使った料理。朝食ビュッフェにもキヌアが並んでいた。

Belmond Hotel Rio Sagrado(ベルモンド ホテル・リオ・サグラド)
所在地 Km.75.8, Carretera Urubamba-Ollantaytambo, Valle Sagrado, Cusco, Peru
電話番号 +51-84-20-1631
URL http://www.belmond.com/ja/hotel-rio-sagrado-sacred-valley/

【日本での問い合わせ先】
ベルモンド ジャパン(ホテル)

フリーダイヤル 0120-229-800

<次のページ> 豪華列車に乗り込みいざマチュピチュへ

2015.06.19(金)
文・撮影=たかせ藍沙