小腹がすいてしまった深夜、重たいものは体に悪そう……。そんなとき作って食べても後ろめたくならないのがサラダとスープ。さっと作ってさっと食べられるヘルシーレシピを料理家の坂田阿希子さんにお伺いしました。
深夜に作って食べても後ろめたくならない一皿を
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実は、大の夜ふかし好き。仕事を終えて、深夜に韓国ドラマのDVDを観るのが、至福のひとときです。1本終わってもう1本、というとき、「あ~お腹空いたなあ」と思います。でも、この時間に重たいものは体に悪そうだし……。
そこで、おすすめなのが、さっと作ってさっと食べられる、ヘルシーなサラダとスープ。焼きトマトをポトンと投げ込んだマグカップにスープを注ぎ、スプーンでつぶしながら食べる。ブロッコリーをゆでて、焼き海苔とタレで和える。どれも冷蔵庫の中にありがちな食材ですぐできるレシピばかりです。
一方、タブレ、焼きなすのサラダ、鶏肉とクレソンのスープなど、ちょっと手をかけて作る一品は、作り置きができるので、一度にたくさん作って、味の変化を楽しみながら毎晩ちょびちょび食べるのがおすすめ。そんな一皿は、いつもの夕飯とは一味違い、“日常感”がそぎ落とされて、密やかな深夜の味になるから不思議。ぜひお試しを。
2015.05.30(土)
text=Noriko Ichida
photographs=Shinsaku Kato
CREA 2015年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。