漢方理論の二十四節気では、もう1週間ほどで草木がうっすら霜化粧する「霜降」の頃。紅葉シーズン真っ盛り! あなたの肌ももしやそんな枯葉のようにカサついてません? もう外側からのケアだけじゃ物足りない・・・今回は、そんなあなたをメンテナンス!
潤しても乾くなら、それは内臓由来の乾きかも・・・
季節にかかわらず乾燥肌の人はもとより、秋も終盤ともなると、大気の乾燥レベルも冷気もぐっと深まってきます。女性ですもの、時節柄気になるのはやはり肌の乾燥。しっとりタイプのスキンケアに乗り換えても、クリームを1品追加しても癒せない乾きがあるなら、その乾きは表面的なものにあらず! 解決のヒントは、秋、乾燥、肺のトライアングル・・・。ぜひ内側からの潤い美活を始めましょう。
ウブ毛まで艶やかな肌か、否か。それが問題。
秋は肺と関係が深く、体内にも乾燥の影響を与えやすい――。その関係性はすでに話してきましたが、そんな理論を知らなくても、実は「肺」の機能レベルを目で見ることもできるんです。その指標のひとつとなるのが肌。
漢方の生理学では“肺の健康は皮毛に表れる”といわれ、肺が健康であれば肌も密でキメ細かく、ウブ毛まで艶やかであるとされ、舌診とあわせてプチ不調を探る視診のチェック項目になっています。さて、あなたの肌は? シワっぽくツヤがなければ・・・次ページへ!
2011.10.19(水)
text:Akane Tanaka