おせんべいの手焼きに挑戦!
「うるち米のおせんべいの手焼きは、珍しいんです」。
網にのせた生地がくるんとめくれ上がるのを、素焼き専用の重しで押して、まっすぐに。トングで返しながら両面にこんがり焼き目を付けます。
左:手焼き体験は、5枚で200円。事前に生地乾燥する必要があるため、1時間前までに要予約。右:じわじわと焼き目がついてくるので、返しながらこんがり焼きます。
焼き上がったら、醤油を刷毛でサッと塗ってパクリ。
焼き立ておせんべいのおいしさといったら! パリパリと格別の香ばしさ。
香ばしくてパリパリ、サクサク。お米の豊かな芳香がして幸せな気分になれます。焼き立てのおせんべいが味わえる、贅沢なスポットなのです。
「焼く前の生地の、温度と湿度の管理が何より大切。そして、焼く直前の乾燥『焙炉(ほいろ)』がポイントなんです」。
玄米のおせんべいを作り続けて60年。なんと、最近では、イスラム法で許された原料や添加物を使用したハラール認証の商品も作ったのだとか。
そんなアリモトの自信作が「玄米このは」。有機玄米100%で作られたプレーン味を食べると、香ばしくてサクサクで、とてもおいしい。
「玄米このは」手前から時計まわりに、プレーン、しょうゆ味、うす塩味 各1袋 260円。
「本来、玄米100%で作ると、糠臭くて食べてもモゴモゴする感じになってしまうんです。糠臭くないようにゴマを入れているのですが、プレーン味は玄米だけで、ゴマも塩も何も入れずに作っています」。スープにひたしたり、味噌汁に入れたりしてもいいし、サルサソースやオリーブオイルを付けて食べてもおいしいそう。海外へも輸出されて人気があるというのも納得。
食事による体質改善や健康維持をめざす、マクロビオティックや玄米正食を実践する人におなじみなのが「玄米セラピー」。玄米ごはんがわりのシリアルとしても食べられているのだとか。薄くて軽い歯触りでとても食べやすい。お年寄りにも喜ばれる商品です。
「日本だけでなく、EUやアメリカの有機認証も取得して、世界中の“GENMAI”ファンに愛されています」と有元さん。さらに「地産地消。兵庫県産の食材にもこだわっています」とにっこり。
「有機玄米セラピー」左上から時計まわりに、白胡麻、たまり醤油味、素焼き、うす塩味、黒胡麻。
おせんべいの枠を超えてシリアルとしてもいただける「有機玄米セラピー」。たまり醤油味、素焼き、うす塩味 各1袋120円、白胡麻、黒胡麻 各1袋 140円。
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- 文・撮影=そおだよおこ
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