#36 Taveuni Island
タベウニ島(フィジー)
色鮮やかな鳥たちのさえずりに包まれる森も
 「ウォータースライダーへ行こう!」と誘われ、「この島に!?」。驚いていたら、連れられてきたのは、ボウマの滝。天然のウォータースライダーはスリル満点でした。
「ウォータースライダーへ行こう!」と誘われ、「この島に!?」。驚いていたら、連れられてきたのは、ボウマの滝。天然のウォータースライダーはスリル満点でした。
330の島々からなるフィジーの中で、3番目に大きなタベウニ島。“ガーデン・アイランド”のニックネームをもつこの島は、深いジャングルに覆われた峰と水量豊かな滝、そして熱帯の花々に彩られ、森の中に入れば、オウムやオレンジバトなど色鮮やかな鳥たちのさえずりに包まれる、まるで天国の庭園のような島です。
タベウニ島周辺の水面下も、まるでサンゴのお花畑のよう。キャベツのようなサンゴや巨大なテーブルサンゴの群生、色とりどりのソフトコーラルなど、形も色も多彩です。
 タベウニ島周辺の水面下にはソフトコーラルの群生が花畑のように広がり、花吹雪のようにリーフフィッシュが舞い泳いでいます。
タベウニ島周辺の水面下にはソフトコーラルの群生が花畑のように広がり、花吹雪のようにリーフフィッシュが舞い泳いでいます。
中でも有名なダイビングポイントは“グレート・ホワイト・ウォール”。浅瀬に開いたトンネルから外洋へ抜けると、真っ白なソフトコーラルで覆われた落差60メートルの断崖がそそり立っているのです。暗闇の先の青い海の中、一面ほの白く輝く壁が現れる、まるで小説『雪国』のような意表をつく展開。音のない世界ゆえ、神秘的なムードもひときわです。
タベウニ島の西側、大きなバヌアレブ島との間にはソモソモ海峡が走る地形からも、マンタやバラクーダなどの大物が期待でき、日本では知名度が今ひとつながら、欧米のダイバーの間では羨望の的になっています。
 タベウニ島はフィジー系住民が多く、ほとんどが敬虔なキリスト教徒。時を吸い込んだような教会を目にすることも。
タベウニ島はフィジー系住民が多く、ほとんどが敬虔なキリスト教徒。時を吸い込んだような教会を目にすることも。
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- 文・撮影=古関千恵子
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