◆杏仁豆腐の柿のマリネ添え

 のどや肌の乾燥を防ぐ「杏仁(きょうにん)」と、柿の自然な甘みが心地いいひんやり和薬膳スイーツです。杏仁パウダーに含まれる成分は、古くから咳止めやのどのケアに使われてきました。温めた豆乳や、牛乳に溶き入れるだけのお手軽な方法でも取り入れやすいですよ。

 今回は、熱を冷まして体液を生み出す柿、血を補い目を癒すクコの実をプラス。豆乳ベースで作ることで胃腸にも優しく仕上げました。

※杏仁パウダーは入れずに作ることもできます。豆乳のなめらかな喉ごしのプリンに仕上がりますよ。

●材料(4人前)

・杏仁パウダー:大さじ1
・無調整豆乳:200ml
・きび砂糖:20g
・粉ゼラチン:5g(大さじ2の水でふやかしておく)

<柿のマリネ>
・柿:1個
・クコの実:大さじ1
・ハチミツ:大さじ1
・レモン汁:小さじ1

●作り方

(1)鍋に豆乳、きび砂糖、杏仁パウダーを入れて弱火にかけ、泡立て器でよく混ぜながら温めます。火を止め、水でふやかしたゼラチンを加えて余熱で溶かします。

(2)(1)を氷水にあてて粗熱を取り、グラス等に均等に注ぎ入れて冷蔵庫で2時間以上冷やし固めます。

(3)柿は1cm角の角切りにします。容器に柿、戻したクコの実、ハチミツ、レモン汁を入れて和え、15分ほどなじませて柿のマリネを作ります。

(4)固まった(2)の杏仁豆腐の上に(3)の柿のマリネをのせ、お好みでミントを添えます。

美味しい潤いケアで、季節の変わり目を乗り切ろう

 インフルエンザ対策=冬から、という考えを少し変えて、秋からの「潤い&エネルギー補給」を意識するだけで、体調の安定感は大きく変わります。

 薬膳の知識を活用したセルフケアは、決して難しいものではありません。今回ご紹介したように、季節のフルーツや旬の野菜を毎日の食卓に美味しく取り入れることが、一番の養生になります。

 インフルエンザが毎年大流行し、感染してからのケアが注目されていますが、感染しない体作りも同時に大事になってきます。寒暖差や乾燥が気になるこれからの季節、ぜひおうちの食卓で「潤い薬膳ごはん」を試してみてください。

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さとうあい

宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。『薬に頼らずのびのび育てる! こども薬膳』(三笠書房)が好評発売中。

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