エゴサして腹が立つだけ!?

――最後に、本作のテーマでもある承認欲求について改めてお伺いさせてください。お二人はエゴサーチはされますか?

磯山 視聴率だけが重要視されるものではなくなってからは、しなくなりましたね。

宮藤 以前は、放送中に視聴者の方が見ているかどうかを調べるために多少やってましたけど、エゴサーチしているとスマホに集中しちゃってテレビが見られなくなっちゃうからあんまりやってないですね。たまに気になって調べても結局いいことないから、どんどんやらなくなりました。

磯山 やってもいいことないです。

宮藤 顔がわかんない人が言ってることだと思うとやっぱり納得がいかない。だから承認欲求が満たされるのはエゴサではなく、こういう取材のときなのかもしれない。

磯山 今回、役所さんが演じた高瀬川のように世間に忘れ去られたら、するかもしれないですね。

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宮藤官九郎(くどう・かんくろう)

1970年、宮城県出身。1991年より大人計画に参加。脚本家として映画『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞他多数の脚本賞を受賞。以降もテレビドラマ『木更津キャッツアイ』『あまちゃん』『いだてん~東京オリムピック噺~』『不適切にもほどがある!』など話題作の脚本を手掛ける。また、俳優として映画『時には懺悔を』『ルックバック』等に出演する他、TBSラジオ「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」ではラジオパーソナリティを務めるなど、幅広く活動する。

磯山晶(いそやま・あき)

東京都出身。プロデューサー。上智大学卒業後、TBSに入社。『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』『俺の家の話』『不適切にもほどがある!』などをプロデュース。2024年に株式会社a.iを設立し、Netflixと5年間の契約を締結。『俺のこと、なんか言ってた?』では企画・プロデュースを手掛ける。

Netflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』

出演:役所広司、賀来賢⼈、松⼭ケンイチ、江⼝のりこ、河合優実、濵⽥雅功、磯村勇⽃、坂井真紀、吉⽥ ⽺ほか
脚本:宮藤官九郎
企画・プロデューサー:磯山晶
独占配信中

俺のこと、なんか言ってた?

『俺のこと、なんか言ってた?』全8話と劇中劇「誰も知らない大物俳優」を収録する完全版シナリオブック! 宮藤官九郎×磯山晶、語り下ろし対談完全版も特別収録。

定価 2,805円(税込)
河出書房新社
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