穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。
「ベジツナ」と「トマト」のサラダ

フレッシュなトマトと、クルミで作るツナ風ディップの相性が抜群のサラダは、どちらも加熱をせず生のまま使うため、食材の酵素が生きた、天然の美肌&アンチエイジングサプリメントです。
ナッツ類は高カロリーと敬遠されがちですが、クルミには便秘改善効果もあり、適量を上手に取ることによってデトックスを助けるダイエット食品にもなります。
気になるお味のほうは、本当にクルミでできているの? ツナそのもの!! と驚かれること間違いなしです。サラダ以外にサンドイッチの具にもお勧めですよ。色々なアレンジを楽しんでくださいね。
【旬の食材】トマト

「トマト」はいわずと知れた、夏野菜の代表食材です。赤みの色素リコピンにはβカロテンの約2倍の抗酸化作用があるとされるほか、高血圧予防、ガン予防に効果があると言われています。また豊富に含まれるカリウムが利尿を促すので、むくみや二日酔いの改善にも役立つとされています。
漢方では喉の渇きをいやし、体の余分な熱を冷ますと言われており、これからの季節、空調に頼らない快適な体温調節のためにも、体にとって必要な野菜と言えますね。とはいえ、マクロビ的には強い陰性(体を冷やす)に属すので、生のまま食べることや旬以外の季節に食べることは控えるようにします。
他の夏野菜やフルーツなどと同様に、加熱をしたり塩を加えて食べるなどの工夫をすることで上手に取り入れていきましょう。
2014.07.11(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平