この記事の連載

友達とランチをしていると「私たちにご褒美をありがとう!」という気持ちに

――蒼井さん演じる恵子が、読みかけの育児書を横に積んだまま、ソファで寝転んでスマホをいじる姿に共感した方も多いのではないでしょうか。子どもの将来を思えば本も読まなきゃと思うけれど、ようやくひと息つけたタイミングくらいは気を抜きたい。そんな揺れる感じがとてもリアルでした。蒼井さんは今一番何をしている時がリラックスできますか?

 友だちとお昼ご飯を食べている時間が一番リラックスできているかも。みんな子どもがいるので、「家で作らないもの、子どもが食べないものを食べに行こう!」って盛り上がっています。最近は中華が続いています。選ぶ店も、友達と会う時間も、子どもを育て始めてから明確に変わりました。

 ランチって味はそのままなのに、ちょっとお得じゃないですか。本当にありがたい。「私たちにご褒美をありがとう」って気持ちになります。友達と、おいしいものを食べながら色々な話をしているとリフレッシュできます。

【後篇】「エンパワーされています」蒼井優が語る、“人生の変化”と“最近布教したもの”

蒼井 優(あおい・ゆう)

1985年生まれ、福岡県出身。1999年ミュージカル『アニー』でデビュー。2001年『リリイ・シュシュのすべて』で映画デビュー。映画『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞した。主な映画出演作に『彼女がその名を知らない鳥たち』、『宮本から君へ』『スパイの妻〈劇場版〉』など。

『ふつうの子ども』
テアトル新宿ほか 全国公開中

■あらすじ
子ども同士のリアルな人間ドラマを描く完全オリジナルストーリー。

小学4年生の上田唯士は、最近同じクラスの三宅心愛が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうとか頑張るが、心愛はクラスのちょっぴり問題児・橋本陽斗に惹かれている様子。そんな3人が始めた「環境活動」は思わぬ方向に転がり出して……。

出演:嶋田鉄太 瑠璃 味元耀大
瀧内公美 少路勇介 大熊大貴 長峰くみ 林田茶愛美
風間俊介 蒼井 優
監督:呉 美保 脚本:高田 亮
製作:「ふつうの子ども」製作委員会  製作幹事・配給:murmur
製作プロダクション:ディグ&フェローズ 制作プロダクション:ポトフ
特別協力:小田急不動産 湘南学園小学校
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
©︎2025「ふつうの子ども」製作委員会
協賛:ビーサイズ キュウセツAQUA YOIHI PROJECT Circular Economy.Tokyo Design H&A

衣装クレジット

ドレス 60,500円、トップス 29,700円/共にマメ クロゴウチ(マメ クロゴウチ オンラインストア https://www.mamekurogouchi.com/)、イヤカフ 33,000円/ボーニー(エドストローム オフィス 03-6427-5901)

次の話を読む「エンパワーされています」蒼井優が語る、“人生の変化”と“最近布教したもの”

2025.09.13(土)
文=高田真莉絵
撮影=深野未季
ヘア&メイク=草場妙子
スタイリング=岡本純子