「横から見た時」は、後頭部がキレイに見えるよう、首に沿ってS字を描くシルエットを意識

 フィットした帽子に包まれている頭の形は自然な丸みを帯びるため、襟足がスッキリしているハンサムショートやショートボブの場合は、被るだけでキレイなシルエットになりやすいです。

 しかし、下ろした髪が肩にかかるミディアム~ロングヘアの場合は、毛先のあしらい方を意識しましょう。髪を下ろす場合、首をなぞるようにタイトめに髪を下ろしてみてください。すると「首元のくびれ」が強調されて自然なS字ラインができ、頭全体のシルエットがよく見えるようになります。

 また、この暑さですから、髪を結んで過ごしたい方も多いはず。結ぶ場合は結び目を低くし過ぎず、首のくびれが見える位置にするとバランスを取りやすくなります。

この夏の圧倒的2強、ローキャップとバケットハット

 帽子選びに迷っている方には、この夏はローキャップとバケットハットをオススメします。特にローキャップは最盛期とも言える人気を誇っている、カジュアルな印象にもクールな印象にもなる万能アイテムです。幅広い層に支持されていますから、多様なデザインから選ぶことができ、大人のキレイめスタイルにも合わせやすいのが特徴です。

 ローキャップの被り方のポイントは、ツバの向きです。ツバが上を向いているとスポーティでカジュアルに見え、ツバが下を向くように深めに被るとクールな印象になります。作りたい印象に合わせて被り方を調整しましょう。

 バケットハットは、全面に広がる下向きのツバによって、被るだけでクールな印象になるアイテムです。

 そんなバケットハットの選び方のコツは、生地の素材の印象を意識すること。バケットハットは生地の素材によって印象が変わりやすいのが特徴です。生地が薄手のものはシワがよりやすく、カジュアルでアウトドアなテイストになります。一方で厚手のモノはキチンと感が増し、大人っぽく見せることができます。作りたい印象に合わせて選びましょう。

 いかがでしたか? 皆さんも帽子をうまく使いこなして、気だるい夏のライフハックをしてくださいね。

2025.08.06(水)
文・イラスト=操作イトウ