父親としては、子どもたちにどんな風に学校へ通ってほしい?
――しろやぎさんはお子さんがいらっしゃいますよね。父親という視点で、子どもたちにどんな風に学校へ通ってほしいですか?
しろやぎ 僕と違って、子どもは「学校が楽しい」と喜んでいるので、この感じが続けばいいなと思っています。もし学校へ行きたくないと言ったら、僕は「行かなくていいんじゃない?」と言うでしょう。パートナーは無理にでも行かそうとするでしょうけど。そうすると、両親の意見はそろっていたほうが子どもは混乱しないんでしょうか。悩みますね。

――最後に、制作活動についても少しお話を聞かせてください。しろやぎさんは画家を目指していたそうですが、漫画を描き始めたのはいつからですか?
しろやぎ 漫画自体は高校生からです。当時、絵日記サイトを見るのにハマりました。ホームページ作りが流行っていたから、絵日記を書いたりしていました。
仕事も絵も全部無理になって辞めてから、1年くらいお休みしていたんですけど、また絵日記描いてみたらと妻に言われてインスタに育児漫画っぽいものをアップするようになりました。
――描くときに、意識していることは?
しろやぎ 絵としてはとにかくわかりやすく、読み手に伝わるように描くこと。
漫画についてもわかりやすく、興味がない内容でも、なんとなく読み進められて、気づいたら続きが気になると思ってもらえたらいいなと思っています。
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しろやぎ秋吾(しろやぎしゅうご)
イラストレーター、漫画家。フォロワーから募集した話を漫画にしてSNSやブログで公開している。著書に2025年に舞台化された『娘がいじめをしていました』のほか、『10代の時のつらい経験、私たちはこう乗り越えました』『すべては子どものためだと思ってた』『ちにかみ』(以上、KADOKAWA)、『犬が伝えたかったこと』(サンクチュアリ出版)など。
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Instagram @siroyagishugo

白兎先生は働かない
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2025.06.03(火)
文=ゆきどっぐ